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あなたの触れ方は雑ではないですか？【加藤高夫】
2024.05/29
From:加藤 高夫
治療院より
木曜日担当の加藤 高夫です。
今回は《緩む》
について
やっていきたいと思います。
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あなたは、治療が効果的で
あったかどうかの判断の目安って、何かあったりしますか？
多くの治療家は、
可動域や筋肉の緊張具合を目安にしている事が、
多いのではないでしょうか？
可動域にしろ、筋肉の緊張具合にしろ、
身体の緊張を緩めることを目的にしているかと思います。
なのにですよ、
YouTubeなどの動画で、
治療をしている動画をみていると
意外と患者さんへの触れ方が、
雑な人がいるなって思うことが多々あります。
あんな風に触れて、
患者さんの身体は逆に緊張しないだろうかってね。
私は、以前から患者さんへの
触れ方については、かなり意識をしてきました。
ところが、
こんなに意識をしてきたのにですよ
恥ずかしながら、
まだまだ雑だったんだなって、
先日、気がついてしまったのです。
私は、
去年から武道を習う様になって、
身体の使い方を稽古をしています。
稽古では、
とにかく《脱力》を意識します。
それはなぜか？
緊張や力みは、
身体の本来の流れや動きを止めてしまうからです。
それ以外に、
こちら側の緊張や力みは、
相手に伝わってしまい、相手にも影響を与えてしまうからです。
なので、逆に、
こちら側が緩んでいると、
なんと、相手側も緩んでしまうのです。
人の意識が、
人と繋がっている時、
必ず何かしらの影響が発生します。
その影響が、緊張や力みであれば、
相手に緊張や力みが伝わり、緩みであれば、緩みが伝わるのです。
先日、黒帯の方と
稽古をしている時に、まさに、それを感じたんです。
普段、同じ帯の人と稽古をしている時は、
どうしても、お互い力みが入っているので、
ただ肩を組み合うだけでも、無意識にお互いが、ぶつかってしまいます。
ところがです。
黒帯の方との稽古の時、
相手に触れる前から、こちらの身体が緩んでいる事を感じたんです。
そして、相手と組んだ瞬間に、
何も抵抗できずに転ばされてしまいました。
決して、
無理やりという感じではなく、
転ばされるように誘導されている感じです。
この時、思ったんです。
私は、治療の時、
患者さんの身体と戦ってしまっているなって。
いくら優しく触れようとしていても、
意識では《緩めてやろう！》の意識でいると、
無意識に力みが生じて、相手とぶつかってしまいます。
そうなんです、
患者さんを緩めようと思ってしまうことで、
逆に患者さんの身体と戦っていたんです。
そこで、ある究極の目標ができました。
それは、患者さんに触れる前に、
緩めれるような治療家を目指そうと。
出来るかどうかはわかりません。
でも、それくらい、
相手にリラックスしてもらえるような、
触れ方ができる治療家になりたいなって思いました。
治療法によっては、
いろいろ意見があるかと思いますが、
患者さんを緊張させない事はとても大切な事だとは思います。
身体への触れ方、話し方、場の空気の作り方など、
患者さんを緊張させない方法はいろいろあるかと思います。
ぜひ、患者さんを
緊張させないように意識してみるといいと思います。
いつもと治療効果が違ってくるかもしれませんよ！
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追伸）
今思えば、ゴッドハンドと
言われている先生の触れ方って、やっぱり優しい。
テクニックは同じでも、こういうところから違うんでしょうね。
こういう違いって、
1人で治療していると気がつくことができません。
だから、一緒に学び合える仲間が必要だと思います。
もし、一緒に学び合える仲間がいないのであれば、
私たちと一緒に、ここで学んでみませんか？
追追伸）
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