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ツルツル【瀬上一憲】
2024.04/23
水曜日です。
おはようございます。
青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」
ここ二ヶ月ぐらい見えていなかった患者さん。
凍結した地面に足をすべらせ、転倒。
手首(橈骨)を骨折して、つながるのに
一ヶ月近くを要していたとのこと。
その間不自由な生活をしていたのもあって、
あちこち調子がおかしいので診てほしいとのこと。
どういう転び方をしてそれを
回避しようとして咄嗟にどう左手をついたのか
今でもよくわからないのだけれど、
ポッキリ逝ってしまったと。
骨接テクニックは
自分にはまったくないのだけれど、
繋がったあとの筋肉ケアは今までも
何度かやったことがあるので、即応しました。
固めていた部分を開放したあと、
びっくりするぐらいの垢がぼろぼろと
こぼれて出てくる話は互いに爆笑モノでしたが。
以前、細谷先生から教わった
「炭酸湿布」を手首に施したあと、炭酸を塗布しながら
施術は進行し、とりあえず初回施術は無事終了。
施術後、患者さんが
ご自身の腕をしみじみとご覧になって一言。
「ツルツルになってる」
痛みが軽減した、
腕の可動域が広がったことよりも、
ご自身の腕の状態が①垢でゴワゴワ→洗い流し垢取り→
②以前に比べプチシワシワの腕(左右差あり)→
③施術で炭酸塗布→④炭酸を塗布した腕の方が
施術していない腕よりもツルピカになったことを殊の外喜んでおられました。
こんなことは炭酸を使う先生たちにとって
当たり前の話ですけれど、毛細血管経の血流促進の
効果プラス施術したことで肌が回復しだしたということですね。
特別なことでもないのですが、
自分も忘れかけていた炭酸効果を改めて実感した次第。
炭酸風呂が骨折の治りを早めるという
論文もありましたが、皮膚のリカバリーに
効果的だというのは、見た目でわかることでしょうか。
因みに、「炭酸湿布」のやり方ですが、
多めに患部に炭酸を塗布し、手拭いで患部を包みます。
被せた手拭いが乾いてきたら、再度その上から炭酸を塗布する。
という簡単な湿布ですが、患部への炭酸の浸透については、効果絶大です。