スイカな整体院【瀬上一憲】

2015.02/11

 

東京駅の駅舎100周年を

記念して作られたスイカが話題になりましたね。

 

いい年した大人たちが

押し合いへし合いして、怒号は飛び交うわ、

駅舎の展示模型はぶっ壊すわととてもじゃないけれど、

子供たちにはいい手本となりえないような失態を繰り広げたのは記憶に新しいところ。

 

それが、希望する人全員にいきわたるように

増刷して、体制を万全に整えて、さあどんと申し込んで来てよというJR。

それが1月下旬でした。

 

 

10万枚も刷っておけばいいだろ、

ってな感じだったんでしょう。

それだって、

当初配布予定としていた枚数の「10倍」ですから。

そんなに全国にファンは在らんでしょと。

 

ところがどっこい。

またまたJRの思惑は、大きく外れました。

2/2の中間集計で、既に170万枚の申し込みが…。

 

そして、先日の報道ではこの数がさらに

膨れてなんと316万枚もの申し込みがあるのだとさ。

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000043841.html

 

ここまでくると、ネットで気軽に

申し込めるようにしたから、冷やかしが結構入っているという気がしてきますね。

 

 

本当に振込用紙で当該額を

振り込んでくる申込者が

どれだけいるのかなという気がしてきます。

 

 

 

でも、ですよ。

おっそろしい数字だと思いませんか。

当初予定の300倍。

最終的には400万枚の申し込みになりそうな気が。

いやいや500万枚行くかも。(笑)

 

殆どが使われることなく

退蔵することになると思われますから、

JRの企画力の価値ということになるんでしょうな。

 

 

しかし、こういう申し込みが殺到して

もう大変という状態を自身の院でも経験してみたいと思いませんか?(笑)

 

 

企画というか、配布したチラシに患者さんが反応しまくり。

毎日、開店前から患者が列をなして

遠方からの顧客は、近くのホテルを予約して日参

電話は鳴りっぱなしなので、線をぶった切る(笑)

 

評判が評判を呼び更に見てほしい人が列をなす。

ついには、列をなす人のために、移動弁当販売まで現れる始末。

そういう患者目当てのご当地土産までできちゃったりして。

 

自民党も地方創生なんて悠長なことを言っちゃおれんようになるわけです。

首相がどうか一つお知恵を拝借いただけないでしょうかと揉み手で相談に来たりしてね。

 

妄想留まるところを知らんわけです。

 

でも、どうしてたかだかあの手のカードにこれほどまでに熱狂的な申し込みが殺到しているのか、そういう「顧客心理」を知りたいと思いませんか?

 

えっ?わたし?

当然、申込みしましたよ。(笑)

ミーハーですから。

 

でも、そういう仕掛ける側に立ったことがないからきちんと分析できないんですけれど。

思いつくままに挙げてみますかね。

 

デザインが優れている。

記念に持つには、値段が手ごろである。

当初は、枚数が限定されているというのもあって、申し込まねばという観念を強く刺激した。

 

といったところでしょうか。

自分の院の経営に活かせるところ、アリマスかな?