期待値【瀬上一憲】

2023.10/31

水曜日です。

おはようございます。

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

 

 

我々の仕事の評価は、

期待値を以下に上回っているか。

 

 

料金以上の成果、

満足が得られるかにかかっているわけで。

 

 

それ以上なら、リピート、紹介が。

以下なら・・・・。

なので、自分自身もそういう

期待値にかなっているかどうかにはとても

敏感になるものです。

 

 

日曜に法事がありまして。

いざ、法要が始まる10分前になって、

ご住職が一言物申したいと。

 

 

法要に先立って、あ

りがたい話でもしてくれるのかと思いきや、コレが真逆。

 

 

ここ数年来続いているらしい

当該寺の檀家総代との確執、対立、そして怒りが爆発。

 

 

矛先は当日法事があったうちの親族一同に。

延々と怒りの説教はヒートアップ。

 

 

今回法事初参加の

甥っ子の新妻ちゃんは、びっくりしていたっけ。

 

 

法事にありがたいお話、というのはお約束ごとのようなもの。

こちら側もそういう期待をしているだけに、

のっけからぶちかまされてはたまりません。

 

 

ただ、気分の悪い時間だけが過ぎていったわけです。

 

 

彼は一体何を伝えたかったのか。

お布施もお渡ししての「労働」であって然るべきなのに、

自身の愚痴をこぼし、怒りを抑えきれないという

失態を彼はしでかしました。

 

 

普通ならば、二度とお呼びが

かからないであろうことは必定なのですが、

世の中そうでもない。

 

 

世の中は、僧侶も足りていないらしく、

この住職は、3つの寺を掛け持ちしているのだそう。

 

 

どこか他から同宗派の

僧侶を迎え入れることなど困難なことは、

あの場にいた誰もが先刻承知だったりする。

 

 

需給が逆なら、

笑わして人気取りでもしようものだけれど、

人が足りないとなると、こういう無頼者な

僧侶がいたとしても何もできない。

 

 

二度と会いたくないものだと思いつつも、

三回忌にはまた会わざるを得ないのも困ったもの。

 

 

さて、二年後の彼は、

修行して得度を上げるのか、はたまた期待値を

大幅に下げまくるの程度の男なのか。

 

 

期待値は上がる一方であります。