昴【瀬上一憲】

2023.10/17

水曜日です。

おはようございます。

 

 

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

昴(すばる)という言葉を聞いて、何を連想するか?

 

 

車のメーカー、文芸誌名、色々ありますが、

大多数の方は、「歌」なのではないでしょうか。

 

 

一昔前の経営者像というのがあって、

愛読書は「司馬遼太郎の坂の上の雲」、

よく歌うカラオケの十八番は「昴」が定番だったそうな。

 

 

それ故、経営者に同様のことを問う前には、

その2つ以外で、と前置きしないと、

皆同様の回答が返ってきたそう。

 

 

それぐらい、皆が歌い、

誰もが一度は耳にした記憶のある歌を

世に出し続けた人の訃報が飛び込んできたので、

予定稿を飛ばし、書かせていただく次第。

 

 

「アリス世代」というのは、

自分よりももう少し上の世代ですし、

自分自身はそれほど熱心なファンではないのですが、

それでも、彼の手による楽曲たちは、

普通に歌えたりするから不思議です。

 

 

若い頃は売れない時代が

続いたというのが嘘のように、後年は

出す曲すべてがヒットし続けた印象があります。

 

それにしても、

この年代の歌手たちというのは、

皆「寿命」が長いのには驚かされます。

 

 

みなみこうせつ、

伊勢正三、小田和正、

さだまさし、松山千春、ユーミン、

中島みゆき、サザン、等々。

 

 

未だに歌っているし、

ヒットを量産し続けていますし、

皆さん例外なく、話が上手いことに驚かされます。

 

 

この人たちの次の次ぐらいが

自分たちの世代なのですが、とても、とても足元に及びません。

早い話が、皆消えていきました。

 

 

一つの仕事を長く続けられる秘訣は

一発狙いではなく、センター返しに徹したヒットを

打ち続けられること、プロの仕事はそういうものだとは、

あるヒットメーカーのお言葉。

 

 

先日のクライマックスシリーズでも

最後に決めたのは、若者の一打でしたが、

口火を切ったのはベテランの粘り勝ちからでした。

 

 

粘り続けられるか、

というのはどの道にも

共通しているのかもしれません。

 

 

さらば、昴よ。