◯✕ふじ【瀬上一憲】

2023.09/05

水曜日です。

おはようございます。

 

 

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

今回のお題ネタですが、

よくご当地にある富士山に

姿がよく似た山のこと、ではありません。

 

 

この仕事をしていると、

自分が生きてきた人生では到底経験できない

話をしてくださる患者さと

多く巡り合うことができます。

 

 

経験したことのない

スポーツの奥深い話、人生の奥の琴線に触れる話、

そして未体験の仕事の話等々。

 

 

今日はそんな中から

あるリンゴ農家の方の話を紹介しようかと。

 

 

その方は、山を一つ超えて

初めて見えた方でした。

 

 

あまり道路事情の良くない

場所同士なもので、高速で一走りとはいかず、

きちんと山を越さねばならないので、

往復4時間の道中だそう。

 

 

その価値あり、

と見込まれてお出でいただいたのだから、ありがたい限り。

 

 

その方曰く、自分は「りんごバカ」だそう。

 

 

趣味もないし、

酒も飲まん、趣味と実益を

兼ねたのがリンゴ農家なのだそう。

 

 

その方がほぼ独自で

編み出したのが「剪定技術」なのだそう。

 

 

剪定については、

りんごの出来を大きく左右するため、

県単位農協単位で研修をよくやるのだけれど、

自分のそれは独自のものなのだそう。

 

 

講師として招かれることはあっても、

なかなかきちんと伝えられないのだそう。

 

 

ハサミの使い方が独特で、

修練が必要なのだそう。

 

 

りんごの剪定が

職人技だということは初めて聞きました。

 

 

実のつき方が違ってくるのだそう。

日の当て方、葉の付け方を勘案して手を入れるのだとか。

おみそれいたしました。

 

 

で、その方ご自身のつくられる

品種の前に自分の名字をつけられて

「固有名詞」の如く語り続けられるのには

驚くを越して、つい聞くこちらも笑ってしまいました。

 

 

それだけ自信があるってことでしょう。

「野口整体」とか◯☓整体てかんじですかね。

 

 

品種で「フジ」というりんごがあります。

それは「藤崎町」発祥に由来してつけられた名称なのだけれど、

それに自身の名字をつけて「◯☓ふじ」の素晴らしさを

言われるのだから大した自信の一品なのでしょう。

 

 

そうまで

聞かされるとさぞうまいのだろうと、

手に入れたくなるもの。

 

 

話を向けると、小売はしていない、

だけど次回来る時持ってきますよ、とのありがたいお話。

 

 

◯☓ふじの到着がたのしみ、です。