私は、まだまだ、お子ちゃまです!【加藤高夫】

2023.08/30

From:加藤 高夫

治療院より

木曜日担当の加藤 高夫です。

 

 

今回は《鍛錬》について

やっていきたいと思います。

 

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あなたは、下記の言葉を聞いた事ありますか?

『千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす』

この言葉は、宮本武蔵が残した言葉です。

 

 

意味は

『3年継続してやり続けることで

物事は役に立つようになる。

30年継続しなければより良いものに

昇華させることはできない。』

 

 

どこかの記事に、

こんな感じで訳していました。

 

 

ことわざにも

『石の上にも3年』なんてありますが

ある程度、継続できなければ、

役に立つレベルには到達しないということです。

 

 

この3年程度継続したレベルは、

やっとプロとしてスタートが

切れるレベルですよ!と言う話です。

 

 

だから、

3年やったらOKという

話ではないと私は思っています。

 

 

そこからが大事なのだと思います。

 

 

世の中には、少し練習すれば、

なんとなく出来たように

やれてしまえることもたくさんあります。

 

 

だから、

特に修行とかはせず、

少し技術を学んでデビューして、

上手く経営をしている人もたくさんいます。

 

 

なので、必ずしも、

修行とかが必要といって

いるわけではありません。

 

 

何をゴールと

するかによって目指す先も変わるので、

当然、取り組みも変わっていいと思います。

 

 

ただ、

私はこの世界でやっていくなら、

技術も人間力も、もっと上を目指していきたいと思っています。

 

 

その為には、

修行というか、

鍛錬が必要だと思っています。

 

 

そう考えると、現状の私は、

まだまだ、積み重ねが足りないと思うわけです。

 

 

治療の勉強を始めて約18年。

自分の治療院を持って、もうすぐ14年。

私は、まだまだお子ちゃまです。

 

 

万日を目指すとしたら、

やっと折り返し地点に来たところです。

 

 

上を目指すのであれば、

日々の基礎稽古がもっとも大切です。

 

 

私の師匠にも言われたことですが、

達人も初心者も、やっていることはずっと同じ。

 

 

ただ違うのは、

基礎稽古の《質を意識する》なんだそうです。

 

 

同じ基礎稽古でも、続けていくと、

今まで見えなかったものが見えてきたり、

感じれてきたりしてきます。

 

 

さらに基礎稽古を積んでいくと、

今まで感じれなかった壁に当たるようになります。

 

 

その壁を越えると、

さらに新たな壁が見えてきます。

 

 

やっている基礎稽古は同じでも、

この様に、基礎稽古を積み重ねていくと、

その都度、新たな壁に当たるのです。

 

 

結局は、一生、終わりはないのです。

逆を言えば、死ぬまで成長できるのです。

 

 

ボクシング世界チャンピオンの

井上尚弥選手が言っていました。

『未だにジャブが打てない』

 

 

世界でもモンスターと

言われるほど強い井上選手ですら、

まだまだ、改善点があるというのです。

 

 

本当に意識の高さを感じさせますね。

 

 

そんな井上選手と

比べるのも失礼かもしれませんが、

私の治療技術なんか、改善点だらけです。

 

 

なんなら、

私が目指している治療家というのは、

身体だけでなく、心も診れる、そんな治療家です。

 

 

技術だけでなく、

心のケアも出来るようになるには、

人間力も高めていかなければいけません。

 

 

社会的にも、

人間的にも、必要とされる人でありたいのです。

 

 

私は、

そんな治療家を

目指しているというのに

先日、ふと自分自身と向き合ったときに

「私は、なんて傲慢なんだ!」と愕然としたんです。

 

 

お恥ずかしい話なのですが、

たかが数年治療をしていただけの分際で

上手に治療ができていると思っていたのです。

 

 

もちろん、

今、治療院に来てくれている患者さん達は、

私の技術やサービスでも、効果などを感じてくれて

それなりに満足しているから来てくれているかと思います。

 

 

私はその現状に

甘えてしまっていたように感じたのです。

 

 

もっと、

喜んでもらえる為にやれることは、

まだまだあります。

 

 

私は、

技術も人間力も

まだまだ未熟です。

 

 

それなのに、

基礎稽古を、おろそかにしていました。

 

 

私は、

本当に患者さんに寄り添えているだろうか?

 

 

私は、患者さんに、

ストレスを与えないように触れることが出来ているだろうか?

 

 

私は、

もっと効果が出るように、

日々工夫しているだろうか?

 

 

意識していかなければ

いけないことだらけです。

 

 

それなのに、

最近、そう言う意識が薄れていたと感じました。

 

 

昨日よりも今日。今日よりも明日。

 

 

私は、もっと、もっと、

成長することが出来るのに、それを怠っていたのです。

 

 

成長するために、

何か、特別な事をする必要はないと思います。

 

 

必要なのは、ただ、

基礎稽古を淡々と積み重ねていく事だと思います。

 

 

これから、

私がしていくことは、初心に帰って

基礎稽古の《質を意識》して、

日々、積み上げていく事です。

 

 

そしていつか、誰からも求められる、

そんなゴッドハンドになりたいと思います。

 

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追伸)

基礎稽古を

積み上げることは、とても地味な作業です。

 

 

でも、

本当の意味での成功って、

これしかないのではないかと思います。

 

 

地味な継続って、

一人で続けるのってなかなか大変です。

 

 

そこで助けになるのが仲間です。

仲間も

一緒にやっているからこそ、

継続もできたりします。

 

 

私は、

そんな仲間に何度助けられたことか。

 

 

あなたに、

そう言う仲間はいますか?

 

 

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