思い込みを捨てましょう!【加藤高夫】

2023.07/26

From:加藤 高夫

治療院より

木曜日担当の加藤 高夫です。

 

 

今回は《思い込み》について

やっていきたいと思います。

 

 

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あなたは、人間の脳が、意外といい加減だって事を知っていますか?

それを実感してもらうために、今から、簡単なワークをし欲しいと思います。

今、あなたの目の前にある景色を、10秒間しっかり見て覚えてもらえますか。

それでは、10秒数えますね。

 

 

1、2、3、、、、10

はい、しっかり覚えたでしょうか?

それでは、次に目を瞑ってもらえますか。

目を瞑って、先ほど覚えた景色を思い出して下さい。

 

 

今、頭の中にある景色の中に、赤色のものって何かありましたか?

思い出せるものは全部思い出して下さい。

 

 

ほんの数秒前の記憶ですよ!

しっかり思い出して下さいね。

では、全部思い出せた人は、目を開けて、

目の前にある景色で、答え合わせをして見て下さい。

どうでしたか?

 

 

完璧に記憶できていた人っていますか?

もし、完璧に覚えていたとしたら、ものすごいです!

 

 

おそらく、ほとんどの人は、

覚えていないものがあったり、

間違って覚えていたりしたのではないでしょうか?

 

 

全然覚えていなかったって人も、

そんなに気にしないでくださいね。

 

 

人の記憶って、そんなものですから(笑)

それでは、続いて、もう一度しっかり

目の前にある同じ景色を、10秒間見て記憶して下さいね。

 

 

今度は、2回目ですから、

先ほどよりは、もっと覚えていられるはずですよね。

 

 

はい、10秒です。

 

 

では、先ほどと同じように目を瞑って下さい。

次は、赤色ではなくて、四角いものを思い出して下さい。

目の前の景色の中に、四角いものは何かありましたか?

 

 

あったのであれば、それはなんでしたか?

全部思い出して下さい。

 

 

全部思い出せたら、目を開けて答え合わせして下さい。

 

 

2回も同じ景色を覚えた筈なのに、

意外と間違っていませんでしたか?

 

 

最初の質問が色だったから、次も色だと思って

意外と形なんか覚えていなかったりしませんでしたか?

 

 

結構覚えていないものでしょう。

そうなんです。

 

 

人って、自分の都合のいいように

見たり聞いたり記憶したりするんです。

 

 

時には、記憶を捻じ曲げて覚えていたりもします。

 

 

見ているようで見ていないし、

聞いているようで聞いていない。

 

 

何かに集中していると、

他のことは目に入らなくなったりします。

 

 

それくらいいい加減なものなんです。

ということを踏まえて、

次は治療院でのことを考えてみましょう。

 

 

私たちは、患者さんに、アドバイスをしたり、

治療院のルールを伝えたり、さまざまな対話を行いますよね。

 

 

では、患者さんは、そのことを、

どれくらい覚えているでしょうか?

 

 

ほとんど覚えていないでしょうね。

 

 

というか、先ほどのワークでやったように、

都合よく記憶をしたり、別の解釈で覚えていたりします。

 

 

だから、一度言ったからといって、

伝わっているなんてことは、まずないと思うべきだと思います。

 

 

必要なことは、何度も何度も伝えるべきだし

その都度、理解できているかどうか、

お互いに確認をしあわないといけないのです。

 

 

次に、私たち治療家側の話をします。

あなたは、患者さんに対して、

毎回、しっかり検査をしてから施術をしているでしょうか?

 

 

しかも、毎回、初診のように全部見ているでしょうか?

 

 

時間がかかるから、

そんなに毎回検査なんかしないよ!っていう人いますか?

 

 

それって、やばいかもしれませんよ。

 

 

人は、思い込むと、それしか見えなくなります。

例えば、初診時に、何かしらの原因を見つけたとします。

 

 

次来た時に、それが原因かどうかは、実際わかりません。

 

 

それなのに、前回の見つけた

原因の情報に引っ張られて、本来の別の原因を

見過ごしてしまうことが起こってしまいます。

 

 

情報は、参考にすることは良いのですが、

意識を持ってかれると、間違った判断を

してしまうことがあることを認識しておくべきだと思うのです。

 

 

ベテランになればなるほど、陥りやすい傾向があると思います。

 

 

結局、何が言いたいかというと、

常に自分を疑えということです。

 

 

あなたの見えているもの、

覚えているものはいい加減だということを認識しておくことです。

 

 

常に、俯瞰して、いろいろな

視点で物事を見ていてほしいのです。

 

 

自分が完璧だと思わないことです。

先日、先ほどのワークを私もやってみました。

 

 

まあ、覚えていませんでしたね(笑)

だから、自分の見たもの、記憶しているものに対して、

慢心せず、事実を見れるように精進しようと思いました。

 

 

あなたも、ぜひ、慢心せずに、患者さんと真摯に向き合ってほしいと思います。

 

 

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追伸)

本物の先生ほど、毎回、初診のように診断しています。

 

 

これは、何事にも言えることだと思います。

どんなに親しい人に対しても、

どんなになれたことを行う時でも、常に、初心の様に振舞っていきたいものです。

 

 

これって、人としての在り方が出来ていないと無理だと思います。

だから、学んで、人として成長していかないといけないのです。

 

 

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