究める【瀬上一憲】

2023.07/05

水曜日です。

おはようございます。

 

 

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

先日、テレビを見ていて驚いた。

一番人気の部活動は何だと思われますか?

 

 

それは「帰宅部」だそう。

 

 

今や、部活動は、

教員のブラック化の権化とされ、

その存在そのものまで否定される今日、

約半世紀前に部活動は必須だった我が身にとって、

其の変遷はとても信じがたいものと言わざるを得ません。

 

 

特に流れが変わってきたと

感じるのはこの数年でしょうか。

 

 

確かに部活は

いいことばかりでもなかった。

 

 

体を健康に導くはずなのに、

故障する原因ともなったし、

人間関係で悩むことも多々あったわけで。

 

 

ただ、あの時悩んだり苦しいと思ったことは、

今となっては大したことではなかったと思えてしまいます。

 

 

先日、地元中学の外部コーチを

していたときの保護者と偶然お会いする機会がありました。

 

 

その子達はいま大学2年前後の

年代になっているのだけれど、

未だに先輩後輩の絆が強いらしく、

よく集まっているらしい。

 

 

今月の頭に開催された、

剣道の全国学生選手権大会に仲間の

一人がその大会に出場することとなり、

在京の子たちが会場に集まり、応援したという話を伺いました。

 

 

あの大会に出場する選手にまで

頑張っている子がいるということ、

そして大概の子たちは卒業と同時に剣道を

やめるのだけれど、未だにそれぞれの進路で

続けているということに驚きとともに嬉しさが込み上げてきました。

 

 

継続するということ、

努力し続けることは何よりも大切。

 

 

そして、

仲間がいるということは

かけがえのない財産。

 

 

不肖私も、それに関わることが

出来たのだという嬉しさは中々伝え難い。

「究める・努力し続ける」対局として、

「ゆるく・軽めに」という風潮があります。

 

 

たしかにレク的要素も大事なのだけれど、

そればかりでは何事かを為すには至らないのは明白。

 

 

私は、高齢者の運動についてもそうだと考えます。

それを続けることによってどうなりたいのか、それを実現させるためには、何が必要なのか、そしてそれは継続と習慣化によってのみ達っせられるのだということ。

簡単な話なのだけれど、世の大多数の人は、何故か途中で放置してしまう。

実は私もコツコツが苦手なので偉そうなことはいえないのですが、今の仕事に携わっている限り、「歩くこと」を究めようと考えています。