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食は命【瀬上一憲】
2023.06/13

水曜日です。
おはようございます。
青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」
物価全般、
値上がりが凄いことになっています。
モノの値段が上がると、
ほっといても消費税の税収が上がるから、
さぞお国は喜んでいるのでしょうけれど、
庶民はたまったものでない。
中でも卵の値上がりは
各方面に影響がでかかった。
ファミレスでは卵料理の
提供をやめたところもありました。
そうしたら、嘘みたいな記事がネットに出ていました。
「代替卵」
https://globe.asahi.com/article/14484715
「ほぼたま」だそうです。
カニカマのことを思えば、
なんてことのない話だと思いますが、
どうにもこの手の話は胡散臭いと思ってしまうのが性分。
昆虫食なんてのもありました。
胡散臭いものという先入観が
あるからなのかもしれませんが、
どうにも食べる気がしない。
子供の頃から卵焼き大好きな私としては、
普通に鶏が産んだありふれた卵焼きを
食べたいと思うのだけれど、果たして贅沢なのでしょうか。
牛の繁殖農家を手掛ける患者さん。
牛の腸に効く
(乳酸菌たっぷりの牧草をたんと食べさせる)餌を
積極的に食べさせ、「牛は腸から育てる」を
モットーになかなか羽振りがよかったその方。
突如経営難に陥ります。
牛たちがとにかく、
塩を舐めるようになる→
よく水を飲む→下痢便→太れない→
売却価格の低迷→収入激減という負のループに。
畜産学部、関係機関にも
調査を依頼してもなかなか特定できなかった
原因がようやく絞り込めたのだそう。
原因は、良かれと思って
仕入れた配合飼料だったそう。
◯協からの強い売り込みもあり、
良かれと思い仕入れた配合飼料が
足を引っ張ったのだという。
ポストハーベスト(残留農薬)が
腸の善玉菌撲滅に一役買ったのではという見立て。
その配合飼料をヤメたところ、
負のループは改善され、以前の評判の高い
牛が育つようになったという。
以前、九州の養豚農家が
コンビニの廃棄弁当がもったいないと
豚に食べさせたところ、奇形豚や流産が
相次いだという話がありました。
それも、廃棄弁当の給餌を
ヤメたところ、元に戻ったという話でした。
こちらは「保存料」の問題絡みでしたね。
農薬なくして農業は成り立たない、
保存料無しでコンビニ弁当の類は
成立し得ないのは事実としても、
自身の腸内環境を正常に保つ努力はしたいところ。
牛や豚がお腹を壊すものを
人間が食べて問題ないということは
絶対にありえません。