力が抜けるということ【瀬上一憲】

2023.05/30

水曜日です。

おはようございます。

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

ザ・セカンドという中年漫才

コンビのナンバーワンを決めるという番組がありました。

 

 

ご覧になられた方も多いかと。

M-1が結成15年以内という

比較的「若手」芸人が競うのに比して、

新設されたこちらは所謂年季の入った

中年芸人の中から一番を選ぼうという趣旨で始められたもの。

出場資格は、結成から16年以上を経過していること。

 

 

若い頃から売れたコンビというのはそれこそ一握り。

多くはバイトで食いつなぎながら芸人を続け、

脚光を浴びたことがある人もない人も。

 

 

そんな中、下馬評を覆し続け、「マシンガンズ」という

決勝に残った二人がいました。

私、いい歳をしてサンドリのリスナーなもので、

最後に力果てた二人のことが我が事のように

うれしく思われたものでした。

 

 

ご多分にもれず、

ゴミ清掃員・土木作業員としてバイトで

生活費を稼ぎ、家族を養いながら芸人を

続けていた二人でした。

 

 

バイトであったはずの

仕事のほうが本業なのではと思われることも。

 

 

実力はあっても、

いまいちウケが悪い二人でしたが、

久方ぶりにテレビで見た二人は、面白かった。

 

 

肩の力が抜けていた。

実力以上のものが出たのだと思った。

結果を出してやろうとが

むしゃらにやるときというのは誰にもあります。

彼らにも我々にも。

 

 

偶に結果オーライで

成果となることもありますが、

大体は肩に力が入ってしまう、会話もぎこちない、

思うことが伝えきれない等々。

 

 

でも、ある時から力が

抜けて施術できるようになるし、

患者さんとの信頼関係も気付けるようになってきたな、

という自分に気が付きます。

 

 

力を抜くということが

どういうことなのかをわかってくるようになります。

 

 

最近、引き出しに

モノが入っていることに気が付きました。

 

 

整理しつつ、

引き出しも増やしつつ

日々の精進の積み重ね、ですね。