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患者さんが本当に求めているもの？【加藤高夫】
2023.04/12
From:加藤 高夫
治療院より
木曜日担当の加藤 高夫です。
今回は《裏の感情》について
やっていきたいと思います。
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あなたに質問です。
「あなたが今欲しいものを3つ考えてみてください。」
考えてくれましたか？
次に
「今頭の中に浮かんでいる、
3つの欲しいものが、実際に手に入ったところを
想像してみてください。」
あなたは、どんな感情が出てきましたか？
幸せな気分になる？達成感？承認が満たされた感じ？
まあ、人によって色々だと思います。
これね、何を聞いていたかというと、
人が求めていたり欲しいものって、
実は、物や体験とかではなくて、《感情》を求めているんだそうです。
その《感情》が手に入るなら、
途中の物や体験などはなんでもいいと言うことです。
先ほど、欲しいものを3つ考えてもらいましたが
あなたが本当に欲しかったのは、そこで出てきた物とかではなくて
それが手に入った時の《感情》が欲しかったのです。
たとえば、あなたが家が欲しかったとします。
家が建った時に浮かんでくる映像が、
仮に家族が喜んでいて、幸福感を
感じているところだったとします。
これは、
家が欲しかった訳ではなくて、
幸福感が欲しかったのです。
だから、
幸福感が手に入るのであれば、
家出なくても良い訳です。
たとえば、家よりも安易に
手に入る物で考えるなら、
家族旅行とかでもいいかもしれません。
その場合、家でなくても、
家族旅行でも、幸福感が手に
入ったのであれば満足するのです。
こう考えたら、今すぐにでも、
夢とか欲しいものって、手に入ったりするものなんです。
この《感情》を満す行為が、
充実した生活を作っていくのです。
これって、患者さんも同じなんです。
患者さんは、何かしらの症状を治しに治療院にきますよね。
だから、私たちは、その症状を少しでも
軽くするために施術なりしていると思います。
でもね、本当はそれだけでは足りないのです。
なぜなら、患者さんが心の奥で、
患者さん自身でさえ気がついていない、
本当に手にれたいものは
症状を治したいのではなくて、
症状がなくなったときに得られる《感情》だからです。
だから、私たちが提供しなければいけないのは、
症状がなくなった後に
手に入れられるであろう《感情》なのです。
患者さんは、その《感情》を感じた時、
もしくは、ここなら、その《感情》を
感じれそうと思った時に、満足するのです。
私たちは、症状を見るだけでなく、
患者さんの奥にある、手に入れたい《感情》を
見つけることが大切なことだと思います。
では、その《感情》をどうやって見つけていくのか？
それは、患者さんとの
会話の中から見つけていくしかありません。
患者さんの言葉、表情、仕草、
その全てから察していかなければいけないと思います。
正直いって、私はまだまだ全然出来ていないと思います。
でも、日々、患者さんに寄り添い、
理解しようと努めています。
あなたはどうでしょうか？
患者さんの症状ばかり見ていませんか？
私たちの仕事は、もっともっとやれることがあると思いますよ。
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追伸）
患者さんが本当に手に入れたい
《感情》がわかるためには、コミュニケーション能力は必須だと思います。
このコミュニケーション能力って、テクニックの部分も大切ですが
このテクニックの土台になる「あり方」が
しっかりしていないと、テクニックも活かされません。
だから、コミュニケーションだけでなく、
「人間力」も身に付けなければいけないと思います。
ただ、この「人間力」は、
一生かけて学んでいくものです。
要は、すぐに身につくものではないわけです。
また、「人間力」を
育てていくためには、環境が大切になります。
「人間力」は、頭で身につけるのではなく、
体験しながら身につけていくものだからです。
一緒に学んでいく仲間が必要なのです。
もしあなたが、「人間力」を
育てていきたいと思っているなら
私たちと一緒に、ここで学んでみませんか？
追追伸）
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