としごろ【瀬上一憲】

2023.03/07

水曜日です。

おはようございます。

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

 

 

タイトルを見て、

おっ山口百恵のデビュー曲?と思った方、

多分自分より年上でしょう。(笑)

 

 

百恵ちゃんデビューの頃って、

自分は小学生でしたから、

それこそ50年近く経っているのは明白。

 

 

当院に通われる患者さんの

年齢層は様々ですが、最近自分と

同年代の患者さんたちに共通することが。

 

 

月イチで見えていた方がパタっと来なくなった。

それはそう珍しいことではないし、

理由は、院に飽きられたのか、自分の手技の引き出しのなさに

愛想を尽かされたのか分からないけれど、離れたのだろう、と。

 

 

でも、理由がそうでないことも

ままあるというのが最近感じていることです。

 

 

そして、昔から言われる

還暦近くなっての体の不調も実感するところ。

 

 

Aさんは大動脈瘤乖離で大手術に、

Bさんは悪性腫瘍で子宮全摘、Cさんは肝臓がんで

2/3摘出、Dさんは乳がんで患部・リンパを摘出等々。

 

 

で、そういう闘病期間を経て回復し、

「そうだ、整体に行こう」、となって1

年ぶりとか2年ぶりに来院されるという。

 

 

そういう患者さんがここ数年増えてきています。

かく言う自分もそのクチですが。

 

 

これが健康診断とか人間ドッグを

精緻にやって見つかった

成果かといえばそうでもなかったりする。

 

 

きちんと受けていても、

発見が遅れたり、急性で発覚したりと

その病変のきっかけというのは様々だな、というのも。

 

 

ただ、「復帰」された方たちのお話を伺うに、

戻ってこられたこと、生きるということは

かけがえのないことなのだと改めて思い知らされた、

ということ。

 

 

そして、自然が身近でありながら、

なかなか親しむ機会があるとはいえない

環境にあるということも。

 

 

以前、養老先生の

ユーチューブを紹介したことがありました。

 

 

週に一回、孤独な身を自然に置くススメでした。

ハイキングレベルの散策が可能な

足腰を鍛えるきっかけづくり、そしてケアするところってあると

嬉しいのでは、最近そういうことが頭に浮かんでいます。

そういう「としごろ」なのかもしれません。