金曜日担当の東野奈穂子です。

 

 

老若男女問わず地元の人々に

愛されている自転車屋さんのお話

 

 

6畳ほどの昭和感あふれる

長屋のようなガレージのような所で

お店を営む７０代と思われる

おじさんがいます

 

 

昔車の修理をしていたと思われ

お店の中は油臭く自転車に使うのか

何に使うかわからない修理道具が

散乱しています

 

 

パンクなど直してもらう間に

座っててと出される椅子はボロボロ

自転車屋さんではあるけれど

小学生の登下校の見守りもしている

地域に密着した

お世話好きおじさんです

 

 

そんなに行く機会はないけれど

行けばいつも忙しくしており

大盛況の様子

 

 

先日パンクして行ったとき

パンク代しか請求しないのに

全体をメンテナンスしてくださり

部品でないものがあれば近くの

コーナンへ走ってくれます

 

 

感情を表に出すのが苦手な私でも

行く度に自然な形で「ありがとう」と

言ってしまう程のお人柄です

 

 

お店の前を通る人たち老若男女問わず

声をかけられているところからも

それは察することが出来ます

 

 

今度自転車に不具合がおきたら

またここにお世話になろう

誰かが困っていたら

あのおじさんのお店を紹介しよう

 

 

看板のない小さくて汚くて

油臭くいお店なのに

誉めたくなるしおススメしたくなる力を持っているおじさんです

 

 

繁盛の秘訣は結局

「人」なのだと思いました

 

 

立地や看板、内装、業態

流行りのスタイルとか

外観だけを磨きに磨いても

上手くいかないこともあり

技術が一人前で優れていても

それだけじゃ勝負できない

人は人に寄って来るのだな

と思い知らされます

 

 

これはどんな仕事にも

通ずるところがあると思いますので

自身の人柄を育てるというか

自分を作っていく作業の中でも

自転車屋さんのおじさんの行動は

私の良い指針になっています

 

 

本日も最後まで

ご覧いただきありがとうございました。