明日はあるのか【瀬上一憲】

2022.07/19

水曜日です。

おはようございます。

 

 

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

ユーチューブでよく見る広告ってあるじゃないですか。

 

 

一寸前だと、投資勧誘、

神の手先生のホンのひとオシ整体テクニックが

よく出ていました。

 

 

投資セミナーと神の手先生の話は、論外として(笑)。

 

 

スマホで申し込み、

後の資産運用はすべて

コンピュータ任せなんてのは、テレビでも良くCMやってます。

 

 

世界の富豪も利用している

安定資産運用をお手軽に、だって。

お手軽に資産運用して、ウハウハな人を知りません。(笑)

 

 

一時はうまくいっても、

「想定外」の事態(例えば、感染症のまん延とか戦争、

相場の乱高下とか。)が起こると、途端におかしくなる。

 

 

そして、結構手数料がバカにならない。

 

 

そんなこんなで、儲けどころの話でない。

 

 

そんな広告たちの出ていた場面で、

最近よく見るのは、薬局ですかね。

 

 

薬局は、本当に多い。

 

 

歯医者やコンビニ、

美容院や整体院も多いけれど、

薬局の類はドラッグストアも含めると、

街中にあふれている。

 

 

「薬局」は二昔前は、

許可に基づく規制業種でした。

 

 

隣の薬局との距離は数百メートル必要でした。

 

 

そういう規制もあって街に薬局の数は

限りがありましたが、その規制は廃止され、現在に至ります。

 

 

街の調剤薬局の数もとても多い。

 

 

乱立と言っていいでしょう。

 

 

医薬分業で医療費を

下げる効果を期待してのことですが、

処方箋を書く医者に対してモノが言える

薬局を私は知りません。

 

 

薬価が下がったのは、

ジェネリックのおかげであって、

薬局が頑張ったからではありません。

 

 

それでも身内に優しい厚労省は、

この春から改定をはじめました。

 

 

マイナカード保険証導入のための費用として

加算してくれだけでなく、薬を一包化して渡した場合は、

月数百円上乗せ請求できるようにしました。

 

 

そういう厚遇策をしても、

競争は激しいのは言うまでもないこと。

 

 

今後生き残るためには、

薬の提供だけでない独自のウリが

必要というコンサルたちが出てきたわけです。

 

 

「選ばれる薬局」として

何が必要なのか、

といういかにもな訴求。

 

 

薬局にもマーケティングが必要と、

まるでどこかの業界のようですが、

調剤薬局は、将来なくなるであろう職業とされています。

 

 

処方箋通りに薬を選択して、渡す。

 

 

基本それだけですから、難しいことはない。

 

 

自動でやってくれるならそれに

越したことはないわけです。

 

 

そこに付加価値などあるわけないのです。

果たして、10年後、

薬局はどうなっているでしょうか。

 

 

それは自分たちの業界にとっても

同じことなのかもしれません。