心が持たない【瀬上一憲】

2022.07/12

水曜日です。

おはようございます。

 

 

青森のせのうえかずのりこと

「あおのりです。」

 

 

なんとも言いようのない

靄がかかっているようで、

気持ちが晴れません。

 

 

理由は、たぶん、

コロナによってもたらされた様々なこと。

 

 

そして、昨今の社会不安が

追い打ちをかけている。

 

 

我慢すること、

耐えること、そうせねばならないと

頭ではわかっていても、リミットが外れること、

外れそうになることは誰にでもある。

 

 

そんな思いは、

自分だけでなく患者さんたちも、

子どもたちも老人も皆、心に「闇のようなもの」を抱えている。

 

 

そして、その言いようのない不安と、

抑えきれない感情、そういったものが

爆発しかかったり、爆発したりするから厄介。

コロナ禍における子どもたちの生活が

ガラッと変わったのは、

我々大人たちの想像を遥かに上回る。

 

 

今まで普通にできたこと

全てに制約がかかる。

 

 

給食の食べ方にはじまり、

おしゃべり、群れること、そして声出しの禁止。

 

 

常にマスクを纏い、

学校行事はあらかた中止。

 

 

2年間行事らしいこと

すべてが制約され、卒業を迎えるって、

戦時下ならいざしらず、我々だってほぼ誰も経験していません。

 

 

習い事も制約だらけ。

本来、スポーツ等の習い事を

通して鍛えられるべきはずの心が鍛えられず、

簡単にリミッターが外れ、手が出る足が出る、

トラブルの続出の学校なのだそうな。

 

 

これが「問題児」でなく、

普通の子供達に起こっている

心の闇の行く先なのだそう。

 

 

それを受け止めねば

ならない学校の先生達の心の闇は、その上を行く。

 

 

子どもたちはやり場のない

怒りや強いられる我慢を学校で発散し、

家ではいい子を演じるのだとか。

 

 

そのツケは先生に向かうのだそう。

先生も人の子。

 

 

コロナで精神的に

参っている上でのさらなる負担。

 

 

定年を待たずに

やめたいというお顔は力がなかったりする。

 

 

で、そういう大人たちの

拠り所になるのはどこかというと、

実は我々のシゴトだったりする。

 

 

体を整えるだけでなく、

心の疲れやコリも取ってあげる。

 

 

話を聞くだけでも

相手はスッキリするらしい。

 

 

自分たちもあれこれ抱えているのは事実ですが、

そこは何でケアしましょうか。(笑)

 

 

今こそ心も体も

バランスをとることが

求められていることを実感しています。