その気にさせる【瀬上一憲】

2022.06/28

水曜日です。

おはようございます。

 

 

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

先日、お見えになられた患者さんが、

久方ぶりに映画館で映画を見たという話をされていました。

 

 

コロナ禍だったのもあるけれど、

定年で一線を退いて、時間が

あったから平日映画鑑賞にと出かけたと。

 

 

見た映画は、「トップガン-マーべリック」

迫力に圧倒されたのもあったけれど、

見終わったあとも自分が操縦しているかのような

高揚感がなかなか抜けなかったと。

 

 

おかげで、帰宅時の車に運転は、

アクセルを踏み込見すぎて、スピード超過に

なっていることに気が付かなかったと。

 

 

気分は、トム・クルーズな

気分だったというところでしょうか。

 

 

昔、この前作を

見終わったあとも、そうだったな、

と思い出した自分がいます。

 

 

ハスラー2で彼が主演したときも、

街のビリヤード場にはトムもどきが

溢れていたこともありましたっけ。

 

 

はい、私もその一人です。(笑)

 

 

映画を見て、感化され、

自分が主人公になった気がする、

という話はトム・クルーズに限りません。

 

 

その昔、高倉健さんのヤクザ映画を

見終わった人たちは、映画館を出る頃は、

肩で風を切って歩くアニキの気分な人が多いけれど、

隣接する立ち食いそば屋で蕎麦を啜って、

食べ終わる頃には、その気分も抜けて、

「普通の人」に戻って帰宅していくという話を

聞いたことがあり、苦笑したことを思い出しました。

 

 

動機づけというのは、とても大切。

ペテンは言うに及びませんが、

人をその気にさせるというのは、

どの仕事でも大切なのだと改めて考えた次第。

 

 

ゴッドハンドである必要はありません。

また、ここに通いたいな、

とか来たいなと思わせる何かを与えられていますか。