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初心忘るべからず【瀬上一憲】
2022.04/05
水曜日です。
おはようございます。
青森のせのうえかずのりこと
「あおのりです。」
私ごとで恐縮ですが。
この春をもって私の経営する整体院は、
11年目を迎えることとなりました。
新患の予約が半年待ちとか、
儲かりすぎて銭勘定をしたことがないという
状態には遠くおよびませんが、
サラリーマンをしていたときとは
全く違う不安と葛藤、喜びと楽しみの詰まった10年間でした。
そして多分、今の自分は10年前より成長し、
施術の腕も上がったとは思うのですが。
表題にした「初心忘れるべからず」です。
ネットをつらつら眺めていて、
『世阿弥』の残した言葉だということをはじめて知りました。
能の大家『世阿弥』ですね。
言葉は知っていても、
この人が残した言葉だったとは。😅
そして、この言葉は
『物事を始めたときの新鮮な気持ちをいつも忘れるな』、
という慢心を諫める戒めだとばかり思っていましたが、
もっと奥が深いようです。
曰く、ネットの記事を引用すると、
「初心忘るべからず」には3つのべからずがあり、
各々「是非の~」「時々の~」「老後の~」からなるのだと。
『是非の初心忘るべからず』は、
未熟だったときの芸も忘れることなく
判断基準として芸を向上させていかねばならないということ。
『時々の初心忘るべからず』は、
その年令に相応しい芸に挑むということは、
その段階においては初心者であり、やはり未熟さ、
拙さがあるということ。
『老後の初心忘るべからず』は、
老齢期になってはじめて行う芸というものがあり、
初心がある。年を取ったからもういいとか
完成したということはないということ。
初めてのことに取り組む際の新鮮な気持ち、
初々しい気持ち以上に自分の未熟さを忘れるな、
拙かったときのことを忘れるな、ということ。
これは仕事や人生にも
通じる考え方であり、つまり初心は一生続くのだ、。
我々の仕事なら「芸」は、
「手技」とか「施術」に置き換えられると、
しっくりきますね。
朝ドラ風に言うなら、『来るべき時に備え、
日々鍛錬せよ。』という意味に通じるのかも。
常に精進あるのみです。
参考までに、引用は以下のサイトからのものです。