目のツケドコロ【瀬上一憲】

2022.03/22

水曜日です。

おはようございます。

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

 

 

工務店を営むうちの患者さんから聞いたお話。

コロナ禍で物流が滞った際、木材を

首都圏に流すだけで、結構な利益になったとか。

 

 

今はまた事情が違うらしい。

名の聞こえたハウスメーカーだと、

坪単価が80万円まで上がってきていたのだそう。

 

 

それがコロナで物流がおかしくなったことに

加えて、例の紛争でモノ不足に拍車がかかり、

今では坪単価100万円まで跳ね上がっているのだそうな。

 

 

50坪のお家を建てるのに、5000万円かかる計算。

都会ならいざしらず、ここはど田舎です。

都会に比べて土地代はそれほどかからないにしても、

上モノだけでその金額となると、なかなか普通の人は手が出ない。

 

 

まぁ、それでも、

新築する人が皆無かと言えば

さにあらずなのですが。

 

 

そんな新築事情下で、

もてはやされているのが、中古物件を

リニューアルして売りに出す商売なのだとか。

 

 

田舎の中古物件と言うと、

一寸前までは二束三文扱いだったのだけれど、

この状況下で流れが変わってきたらしい。

 

 

間取りを今風に変え、

壁紙を貼り直して、水回りだけ新調するだけで、

美味しい物件に早変わりするのだそう。

 

 

新築物件に比べて、工

期が短いから回転が早い、

基礎工事不要、新築時に

必要ないろいろな検査も不要等々オイシイのだそう。

 

 

今では、中古物件専門で商うところも出てきたそう。

実際、コロ中で青色吐息だったのが、

リニューアル扱いをはじめ、息を吹き返したところもあるのだとか。

 

 

つくづく世の中は

目のツケドコロだと感じ入った次第。

 

 

八方塞がりだと思えても、

見方を変えると、宝の山が転がっていたり、

展望が開けても来るものだと。

 

 

不平ばかり言ってみても始まりません。

メガネを変えると全く違って景色が見えてくるのかも。

そして、見えた景色にまた全力で挑むと、

新しい道が拓けてくるという流れになってくるのでしょう。