コロナの爪痕【東野奈穂子】

2022.03/17

金曜日担当の東野奈穂子です。

 

 

85歳の新規の患者様

ご近所の患者様からの紹介で

膝と腰の痛みがあり来院されました

 

 

問診でいろいろお話を聞いていくと

コロナの感染を避けるため

2年間買い物さえもお子様たちに

止められ、たまに近くのコンビニに

お子様たちの目を盗みたまに

気分転換に出かけるくらいで

閉鎖された日々の中

身体の調子がどんどん悪くなったそう

 

 

患者様が昔占いの先生に

90歳まで生きると言われ

後5年あるけれど

そんなに生きていたくないし

もしもあと5年生きないといけないなら

この痛みが少しでも楽になり

気持ちを穏やかに過ごしたいと

 

 

ご近所さんに相談したところ

うちにたどり着いたというわけですが

私は

人生の期限を決めてしまうような

思考になるのは

心や体に不安を抱えているせいで

これがよくなれば

色々な欲が出てくると思うし

まだまだ楽しいことは沢山あるので

よくなった先を想像して

一緒に治していきましょう

 

 

とお伝えしました

すると、涙をポロポロ流され

頑張ると仰ってくださいました

 

 

コロナが蔓延してから

このように身動きが取れず

調子を崩しお家で

寂しい思いをしている高齢者が

沢山いるのかもしれないと思うと

心が張り裂けそうになると同時に

そのような方たちを

救えるような取り組みを

考えなければならないなと

使命感に燃えているところです

 

 

高齢者を救うための

ワクチンの接種や

自粛とは何なのか??

 

 

考えさせられる出来事でした

本日も最後までご覧いただき

ありがとうございました。