弁当の日【瀬上一憲】

2021.12/07

弁当の日

水曜日です。

おはようございます。

 

 

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

先日知人に誘われ、「弁当の日」という映画を見ました。

小中学生のお子様をお持ちの方は、

見知っておられる方もいらっしゃるかと。

 

 

そうでない方のために、あえて書きますと。

弁当の日と言っても、「駅弁記念日」だとか、

「コンビニ業界が定めた記念日」的なものではありません。

 

 

詳しくは、当記事の最後に引用するサイトを

ご覧いただきたいのですが、ここではその概要を

かいつまんで記すことにします。

 

 

そもそも四国の校長先生が始められた活動で、

親は手伝わず、子どもたちが献立(お弁当に何を詰めるのか)から買い出し、

料理、片付けまで全てをこなすというもの。

 

 

そして、各自が作ったそのお弁当に点数はつけません。

自作する弁当は、自分で食べるもの用だったり、

誰か大切な人に食べてもらうために作るもの。

 

 

例えば、そのお弁当をお父さんに

食べてもらうために作る、としましょう。

 

 

その子は、お父さんの好物、体を気遣って

食べてもらいたいもの、自分の得意な料理等々構想を練り、

普段の感謝の気持を込めて料理し、それを弁当に詰め込む。

 

 

十中八、九、娘からお弁当を

手渡されたお父さんは涙で

ぐしょぐしょになってなかなか

箸がつけられないそう。

 

 

娘を持たない私ですが、

この話を聞いた時点で、

涙腺は崩壊してしまいます。

 

 

弁当作りを一人でこなす、

ただそれだけのことなのにどうして

ここまで人は惹きつけられ、それに携わる子供は大きく変わるのか。

 

 

料理を作ることの大変さが

身にしみて解るようになり、

人に感謝する気持ちを持つようになる。

 

 

自分に自身がもてるようになる。

プレゼントされた側は、子の成長を再確認する。

といったところでしょうか。

 

 

包丁で指を切ったらどうするのか、

片親の子はできないのではないか等々の

反対意見はあったそうですが、あえて押し切った竹下校長の慧眼恐るべし。

 

 

「他人のために何かをする」動機づけ、

そしてそのお弁当の向こうにある笑顔を思いつつ、

お弁当をこさえる気持ちを育むことができる。

 

 

無理付けのようですが、その気持は我々施術者も同じと思いたいところ。

 

 

痛くて歩けなかった患者さんが

歩くことができるようになったら、

飛び上がらんばかりに嬉しいのは患者さんもそうでしょうが

我々施術する側も同じこと。

 

 

この仕事を始める切っ掛けは

色々あるでしょうが、「感謝」はキーワードなはず。

 

 

痛みを抱える誰かのために、です。

最後に、関連サイトのURLを。

弁当の日応援プロジェクトのサイト

https://bentounohi.jp/

映画の公式サイト

https://bento-day.com/