昔の話【瀬上一憲法】

2021.11/23

水曜日です。

おはようございます。

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

 

 

みずほ銀行がシステムトラブルで

またまた業務改善命令を食らうことになったとか。

普通は、「羹に懲りて膾を吹く」ではないけれど、

ヘマをしでかしたら、二度と同じ轍は踏むまいと対処するのが普通。

 

 

それが出来ずに何度システムトラブルを繰り返すのやら、であります。

この手のニュースを見る度に、昔、

リーマンをしていた頃、ウチの担当次長が

次の異動先がシステム(再)開発だと嘆いていたことを思い出します。

 

 

当時も何度目かのトラブルを

引き起こして、次はないと言われていました。

そんな火中の栗を拾いにいけ、

お前が現場責任者だ、と命ぜられても、

サラリーマンですから、異動命令は絶対。

嫌とはいえない。

 

 

異動の挨拶に見えた時、片道燃料のみを

積んで出撃した戦艦大和の気持ちですと

力無げに笑っておられました。

あの人は何処にいらっしゃるのか。

 

 

そして、今回の事件に関連して、

社外取締役がその任を果たさないのが

原因だとして、金融庁が処分の矛先を向けているのだとか。

建前はそうなんでしょうけれど。

 

 

商法上、一定規模の会社に

社外取締役の設置が義務付けられ、

取締役会のガバナンス向上が期待されたのですが、

さほど成果を見せいていないのは何も今回だけではありません。

 

 

お友達を連れて来て、

馴れ合い会合を統括するだけなのだから、

当然といえば当然。

 

 

作りたてとか、

仕組みをきちんと構築すれば、

きちんと機能する筈なのですが、運用するのは生身の人間。

 

 

皆が皆、厳格に律する人ばかりではありません。

阿る気持ち、保身、利害等それらが絡み合った時、

たちいかなくなる例は、洋の東西を問いません。

 

 

それにしても、合併から20年が

経とうとしている会社ですら、旧出身母体の人事、

システムに振り回されるという現実を見るに、

メガが良いとは限らないのだと改めて知らされます。

 

 

男の嫉妬ほど怖いものはない、

のは戦国時代からずっとそのままだったりします。