三人寄れば【瀬上一憲】

2021.11/16

水曜日です。

おはようございます。

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

五人を一組とした軍隊の単位のことを

「伍」、そしてその纏め役・統括する人のことを

伍長というのだと初めて知ったのは、漫画『キングダム』でした。

 

 

幼少の頃、のらくろが大好きで、

復刻版の本を秋もせずに眺めていたので、

「伍長」という言葉は知っていても、それは係長のようなもので

軍隊内での序列・呼称のようなものだとばかり思っていました。

 

 

それは、半分当たっていて、半分外れていたということか。

人を束ねる上でも、活動する上でも

そうした単位・括りは、必要不可欠ということでしょうか。

健康管理のために、

歩くことを推奨する事業所・

健保組合は多いところ。

 

 

組合員が健康を害し、

医療費が高騰することを考えれば、

褒賞を與えてでも、健康管理に

取り組んでもらえれば、お安いものです。

 

 

うちの患者さんの職場でも、

同様の取り組みをしているのだけれど、

そこのは一寸ユニークというより、

練られているというべきか。

 

 

そこは、3人一組でチームを作らせ、

チーム全員のトータルで目標歩数を

達成させるという仕組みを取り入れられていると言う。

 

 

この3人一組というのがツボ。

2人一組だと、どちらかが頑張らないと

負担になるだけでなく、仲が険悪にもなりかねない。

 

 

そして、4人、5人の単位となってくると、

サボるのが出てきて、仕組みが崩壊しかねない。

 

 

よって、3人程度が相互に監視するとともに、

他の二人に迷惑をかけてはいけないという

適度な義務感も働き、目標達成が図られやすいのだとか。

 

 

考えた人は、なかなかの策者とみました。

因みに、その患者さんのところは、

3ヶ月間のラリー戦で、一日一万歩相当を

歩くことを想定した目標を設定し、

その達成度に応じて景品が出るのだそうな。

 

 

私が以前所属していた健保組合では、

個人戦で一年間のトータル歩数を競う

コンテストのようなものがありましたが、

一位の人は、一日平均約3万歩程度歩く方が

表彰されていた記憶があります。

 

 

「仕組み」を構築せずにそういう人ばかりだと

組合としては楽なのでしょうけれど、いざ自分が

健康管理の一環で歩く今、3万歩歩くというの結構な

ハードルである事がよくわかります。

 

 

よく言われることですが、

都会の人のほうがよく歩きます。

 

 

田舎暮らしだと、

とにかく意識しないと車で

ばかり動くことが常態化しています。

 

 

だからこそ、仕組み化しないと

とかく言い訳ばかりする大人は行動しません。

 

 

かくいう私は、ドコモの歩数管理アプリで

行動を監視・叱咤してもらっています。

 

 

毎日の目標歩数、

そして一週間トータルでの目標歩数の設定がされます。

 

 

こういうのに頼らずとも歩くのが

大人なのでしょうけれど、日々の目標だけどなく、

一定期間のトータル目標というのがとても

大切な指針だと改めて感じ入った次第です。