人との違いを喜ぶ【瀬上一憲】

2021.11/02

水曜日です。

おはようございます。

 

 

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

同じテレビをご覧になった方もおられるかもしれません。

東京五輪で大活躍した女子バスケ。

そのメンバーだった馬瓜エブリン選手の

インタビューを見ました。

 

ガーナ人を両親に持つ彼女。

喋りは面白いし、見ていて、

こっちが明るくなる彼女。

 

 

そんな彼女ですが、過去には、

肌の色の違いからいじめを受けたそう。

どうして自分は他の人と同じ肌の色・髪の毛ではないのか。

そう問い詰めると、母はこういったそうな。

「人と同じでいいの?」と。

以来、違いを認めて喜ぶ考え方にシフト。

どうして足は2本あるのか。

 

 

逃げて探しに行くため、だと。

そういう発想がまったくない私だったため、

つい、画面を食い入るように見ていました。

 

 

日本人は、生まれついて、他人と同じであること、

同じ様になりたいと願い、同調することで生きてきました。

 

 

色の濃淡はあれ、

同じ肌の色、髪の毛、同じような服を来て、

同じような価値観を持つ。

単一の価値観をもった会社に就職し、

目立たないように暮らす生活。

 

 

居心地は良いのかもしれませんが、

それは果たして幸せなことなのでしょうか。

私がコーチに出向いていた

中学校の校長先生は、バスケが大好きで、

 

 

顧問を尻目に、放課後になるとバッシュを手に体育館にでかけてしまう人。

その先生が、黒人のハーフの子に行った一言が刺さるんだなぁ。

 

 

「運動でも勉強でもいいから、一番になりなさい。」

「何でも良いから、人より抜きん出る存在になりなさい。」と。

自分たちの仕事は、

他と同じようにあっては生きていけません。

 

 

同じようにあれば生きていける保証などありません。

『あそこに行くと痛みが改善するよね』、と

認識されるのが一番なのですが、特色の出し方は色々。

 

 

『あそこ、他とは一寸違うんだよね。』という

認識のされ方は、まさに千差万別です。

 

 

『他の整体院と違って居心地がいいよね。』

『先生に合うとホッとするね。』

他との違いは、決して真似することでは

身につきませんし、実になりません。

 

他との違い、意識されていますか。