聞く力【瀬上一憲】

2021.10/26

水曜日です。

おはようございます。

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

 

 

さて、今日のテーマは、『聞く力』です。

自民党の総裁選挙で、「私には人の意見を聞く力がある」、

といっていた人が当選しました。

 

 

そんなことが一国の総理大臣に

なろうとする人に必要な資質なのか大いに疑問でありました。

 

そういう人は『聞く力』よりも

『決断する力』のほうが重要な資質に思えるのですが。

 

 

先日、「奥さんの話をきちんと

聞いてあげていますか?」という問いかけを受けました。

 

 

自慢じゃありませんが、

「他人の話を聞けない男」と

「地図を読めない女」の典型であると自負している私。

 

 

奥方の愚痴をきちんと

聞くことなど殆どなかった私。

 

 

一般的に女性は、

不満やストレスがあっても、

外に発散せずに抱え込む傾向があるのだとか。

 

 

それが積もり積もるとどうなるのか。

はい、ストレスで体を壊し、体の不調、

更には癌等の病気になってしまうのだと。

 

 

そうならないように、

愚痴やストレスを吐き出させるために、

良い聞き役になれ、とこういうお話でした。

 

 

これには思い当たるフシがありまして。

先日、体の不調で入院することとなった我が奥方。

これがかなりストレスを溜め込んでいたらしい。

 

 

以来、サンドバックのように

「聞き役」に徹し、ストレスを

溜め込ませないように努めています。

 

 

そんな私ですが、患者さんの話はよく聞きます。😄

 

 

痛みの出方、状態をお聞きするのは当然として、

むしろ、来院目的の治療とは直接関係ないことでも

話しやすいように聞き役に徹することとしています。

 

 

そこで、的確なアドバイスを

することまでは求められていません。

 

 

誰かに聞いてほしいこと、

心の内に抱えている心配事を

お聞きするだけで、その人は見違えるように

元気になってお帰りになられます。

 

 

そんな事ができるなら、

なぜ身内にもそうしてあげないのだ、と

お叱りを受けるかもしれません。

 

 

確かに、ごもっとも。

でも、身内だからこそ聞き役に

徹することができないこともあるもので。

 

 

こっちも疲れていると、

なおざりな応対になりがちです。

 

 

そこはグッと堪えて

適度なタイミングで相槌を打つマシンたれ、

と自分にに言い聞かせています。

 

 

時として、適当な性格が生きる時もあるのです。