幸せって何だっけ、なんだっけ【東野奈穂子】

2021.08/26

金曜日担当の東野奈穂子です

 

 

先日逝去された

笑福亭仁鶴さんがテレビ番組で

仰っていた小林一茶の句が

こんな時代になってしまったからか

とても心に刺さりました

 

 

【焚くほどは風が持てくる落ち葉かな】

「自然のはたらきに沿って生きていれば

焚くのに必要なだけの落ち葉は

ちゃんと与えられるものだ」という意味

今は便利で豊かなものが揃っていて

欲しいという欲を出せばキリがない

1つ得ればまた次が欲しくなり

強欲に支配されると

どこまでも続いてしまいます

 

 

しかし人は高価なものやお金があれば

必ず幸せになれるとは限りません

 

 

今幸せですか?と聞かれて

幸せです!と答えられるかが大事で

最新のものが揃っていなくても

幸せに生きることはできると

いうことですよね

 

 

「幸せ」なんて主観的で

客観的に断定できるものじゃないから

誰かに見せつけるだけならいいけれど

同じようになれと押し付けるのは違うし

誰かに委ねるのも違います

 

 

自分がどういう生き方をすれば

幸せだと感じられるか

幸せの価値観は人それぞれだから

自分だけの物差しの中で

幸せだと思えれば充分だと

再認識させられました

 

 

今は世界全体が不況で不穏で

不安な状態が続いています

でも振り返れば

今より大変な時期はもっとあって

それでも人は

自分なりの幸せを見つけながら

懸命に生き

より良い暮らしを目指し

闘ってきてくれたと思います

 

 

どんな世の中になろうとも足るを知ればそれはもう幸せだと思うので

私は業突張らず驕らず謙虚に

優しく思いやりを持って

でも意志はしっかり持って

生きていこうと思いました

 

 

本日も最後まで読んでいただき

ありがとうございました