難しい商売【瀬上一憲】

2021.05/04

水曜日です。

おはようございます。

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

 

前回の話のネタを

引きずるわけではないけれど、

テレビCMを見ていて苦笑いした話を枕に書かせてください。

 

 

その商品は、「こうじ○ん」という

膝痛めた方用のサプリメント。

 

膝に効くヒアルロン酸、

だから膝痛な方は飲んで、

という流れなのかと思いきや、そこは一捻りされている。

 

健康寿命のために効果的なこと

ベストテンの第一位は、

コミュニケーション(他人と会って話をする)だと。

そのためには、

元気で歩けるカラダ

づくりが重要になってくる。

そして、コミュニケーションのためには、

膝が大切という流れ。

 

つまるところ、膝痛を予防して

健康寿命を伸ばすためには、

こうじ○んを飲むのがベスト、

といういかにも作られたスートーリー性があるような商品紹介。

 

 

こういうのに踊らされる人って、

いないと思いがちだけれど、結構いるんですよね。😄

 

 

膝を治す、痛みを取るということに向いた

意識が我々の手技業界にきちんと

向いてくれる嚆矢になれば幸いなのですが。

さて、今回の主題。

 

 

先日お見えになられた患者さんは、花屋の奥方。

花屋は見た目の華やかさに比べ、

体力を使う重労働だけに、

お見えになるときは体が悲鳴を上げている状態。

 

それでいて利益率がそれほど高くないのだという。

そのココロはというと、

一定の経験値の下、ある程度の需要を予測しつつ、

ナマモノを仕入れするのだけれど、

想定通りに売れることはまずなく、

昨今のようなコロナ禍においては、

ますます利益確保が厳しくなっているのだそうな。

 

 

ナマモノの仕入れを生業とする商売で

難しい代表が寿司屋であるということは、

知っていましたが、言われてみれば花屋さんも厳しい。

とくに昨今のイベント系の自粛の

煽りをまともに食らってしまうのも宜なるかな。

 

 

我々の仕事はナマモノの仕入れと

販売という労苦は伴わないものの、

生身の人間を如何にまな板

(施術ベッド)に乗せられるかであります。

 

どの商売も苦労がつきものですが、

苦労したこと努力したことが報われる

世の中が早く戻ってきてほしいと思う今日このごろ。

 

マスクをしていても

感染する大臣まで出現した連休ど真ん中、

解決の糸口が全く見えてこない憲法記念日でした。