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掌の珠【東野奈穂子】
2021.01/28
金曜日担当の東野奈穂子です。
新型コロナウイルスの影響で
社会のICT化が進む中
我々の業界もその波に
乗ろうという動きが見られます
しかしそれは
技術を売りにしてきたものからすれば
とても頭を悩ます案件です
オンライン診療が加速すれば
技術を直接提供できなくなります
治療の一元化
つまり、エビデンスや
問診、見立ての診断アルゴリズムが
必要となるはずなので
差別化がさらに難しくなる!!
という問題が出てくるのでは?
と思ってしまうのです
昨年の4月
緊急事態宣言が発令された際
治療のオンライン化に向けて
考えてみましたが
触れることで生まれる感動体験を
してもらえなくなる不安
見立てや治療がシステム化され
動きが制限されるきらい
根本的に
ニーズがあるように感じられない
という観点から
奥に踏み込めず断念しました
1年経って様々な時代変化に
直面して尚
その考えに変化はありません
施術のIT化は
悩める人々の不調を改善し
健康に過ごすためのお手伝いをする
この根本理念を変えることなく
手段が変わるだけという
単純問題のように見えます
技術や道具にこだわり過ぎ!
と意見を持つ方もいるかもしれません
しかし長い歴史の中で
世の中に驚く程の変化があっても
変わらないものはあり続け
伝統として残ってきました
それさえも揺るがし
変化せざるを得ない出来事が
これから先あるかもしれませんが
今ではないような・・・
「別の価値を得る」の意味は
まだまだ変える必要はないと
私は思っています
コロナはまだまだ収まりがつかず
方針を決める方々の意見も統一せず
医療業界だけが逼迫し
辛いもどかしい毎日が続きますが
「手技」で結果を出すこと
息のかかる距離で温かさを感じ
感動を与え信頼関係を作り
安心・安全にサポートすることに
今はこだわり続けたいなあと
思っています
本日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました