ホンモノ【瀬上一憲】

2020.12/01

水曜日です。

おはようございます。

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

このブログをご覧の方は、朝ドラ「エール」を

ご覧になっていたでしょうか。

 

 

 

コロナあり、出演者の死去あり、

更には脚本家の途中交代あり、異例づくしの放送でありました。

4月期始まりであれば、大体9月終わりが通例なのですが、

二ヶ月遅れで先日大団円となりました。

 

 

それでも、誰でも一度は

聞いたことがある親しみのある

楽曲制作者を扱ったドラマでしたから、

私にとって閉塞感のある日々を

リフレッシュさせてくれる格好の時間でありました。

 

 

異例づくめのシメとして、

最終放送日には出演者による

古関裕而メドレーが放送されました。

 

 

これがまた圧巻でありました。

普段、ミュージカルをあまり見ない私にとって、

馴染みのない役者さんが多数出ていた今回のドラマ。

 

 

どなたも、ピカイチな歌を

披露されていたのですが、声量・迫力ともに

群を抜いて凄いな、と感じさせたのは馬具職人岩城役を演じた

「吉原光夫」さんが歌ったイヨマンテの夜でありました。

 

 

劇団四季にてその実力をいかんなく

発揮されてきた経歴をよく知らなかったじんでもその歌声を聞くと、

超一流のミュージカル俳優であったことはすぐに分かりました。

 

 

その歌は、その一ヶ月ほど前に歌手の

細川たかしが同じホールで歌っていたのですが、

力量差は一目瞭然。

 

 

年をとって往年の声が出なくなっているとはいえ、

現役歌手の中では歌がうまい部類に入る歌手を

差し置いてのぶっちぎりの歌声は、感動モノでありました。

 

 

まるで紅白歌合戦が

一ヶ月前倒しでやってきたかのよう

(最近の紅白は見られたものではありませんが)。

 

 

誰が見ても、本物はすぐわかるし、

付け焼き刃では本物の鍛えられた太刀の前ではまるっきり、

歯(刃)が立たないものなのだと改めて知らされました。

 

 

付け焼き刃でない知識と技量。

何処の世界でもそれに勝るものはないのですね。

技量を持っている「つもり」はあっても、

果たして圧倒するぐらいであるかというと、・・・・・。

 

 

よほどの天才でない限り、

日々の研鑽と積み重ねに勝るものなし、

なのは何処の世界も一緒ですね。