思い込み【瀬上一憲】

2020.09/29

水曜日です。
おはようございます。
青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

 

半沢直樹、盛り上がりましたね。

 

世の中は、「〇〇ロス」だといわれていますが、
先日の大団円を終えた今の心境は、結構スッキリとしたもので、
特に喪失感に陥っているわけでもありません。

 

ハッピーエンドで終わったからかな。

ご存知の方も多いかと思われますが。

 

その番組の監督というのが福澤諭吉の
玄孫に当たる方だそうで、ご自身も慶応ラグビー部で
日本一になったときの名フランカーだったという経歴を
お持ちなのだそうです。

 

で、そういう予備知識を持ちながら、
その福澤監督のインタビュー記事を見ていた私でした。
福澤監督曰く、子供の頃見たスターウォーズの
映像がその後の自分の進むべき道のきっかけになった
旨を述べていたのだけれど、こっちはそう読まないわけで。笑
はい、「スター・ウォーズ」が
「スクールウォーズ」に見えてしまったわけです。
てっきりTBSだし、ラグビー出身者とくれば、
スクールウォーズに影響を受けてラグビーを
はじめたと勝手に頭の中がストーリーを組み立てる。
やっぱり山下真司の泣き虫先生に
感化された子供だったんだろうとまで思い込むわけで。
そんなことは一言も書かれていないのに、ね。笑

ここまで妄想が広がるかどうかは別にして、
思い込みによる勘違いってありませんか。
しかも、年をとって経験や場数を踏んできてから、
その傾向や頻度が多くなったような気さえしてきます。

 

一定の情報から先を読んで思考を
組み立てられるようになるためには、
経験が欠かせません。
でも、それは諸刃の剣であることを
理解しないでいると、とんでもないことに
なることもあるわけで。

 

見立てとストーリー、そして施術方法の組み立ても然り。

この仕事を始めたときに、
ある先輩整体師から施術とはパズルを
解くようなものだと言われたことを思い出します。

 

複雑でどこから手を付けて
良いのかわからない状態に陥ったときこそ、
基本に戻って解していく(組み立てる)ことで、
「本丸」を責められるのだと。

 
決して思いつきや閃きだけで
やってうまくいくものでなく、
理詰めな世界なのだよ、と。

 

 

言われた当時はちんぷんかんぷんでしたが、
諸刃の剣の意味を知りだした今なら、
その言葉の意図するところが分かる気がします。

 
分かる気がしてきた、
という思い込みではないと思われます。笑