もしも【瀬上一憲】

2020.08/18

水曜日です。
おはようございます。
青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

 

今日は先日あった得難い

体験を通して考えたことをつらつらと書きたく。

 

子供の頃、皆さんはどのような

職業に就きたいとお考えでしたでしょうか。

長じて、今、その夢は叶えられましたでしょうか。

 

私も子供の頃なりたい職業はありました。
ちなみに、今その職業ではありませんが。😄

 

先日あった得難い体験とは、

心筋梗塞を発症したのですが、

入院、カテーテル・ステントにて、詰まった血管を

「開通」させる手術を受け、ほぼ一週間で現場復帰をしたことです。

心臓の手術というと、
全身麻酔で気がついたら手術は

終わっていました、というイメージなのですが、

現代医術はさにあらず。
歯の治療に使われる部分麻酔にて、

意識がはっきりした状態で、

ほぼ一時間程度にて完了となります。

 

術者の先生と、スタッフのやり取りも
鮮明に聞こえますし、まな板の上の鯉状態を
実感できます。(笑)

 

で、その一時間の間、
先生から話しかけられることもママあり、
この手術で自分は生き返るんだという気持ちが強くなってきた当方。
そのゴッドハンドの先生になりたいと何故か、
「つまり」が取り除かれた私はそう思いました。

アホか、とお思いでしょうけれど。

この先生のように、
毎日病気で苦しむ患者さんたちを
救う仕事は、素晴らしい、と思った次第。

 

この先生みたいになりたいな、と。

かといって、

現実問題として、

56歳になったばかりの私が

今から医者になれるわけもなく。

 

発症して2,3割の人は死ぬという
病気から生還した私は何ができるのか。

 
自分自身、どうあらねばならないのか、
どうあるべきなのか。

ベッドの上で考えました。

今のこの仕事を極める、
それしかないとありきたりでは
ありますが、その思いが強くなりました。

 
世の中の苦しんでいる人の

助けになりたい、そうあるためにはどうすべきか。

 

答えは一つ。

 

日々の精進と努力・継続にほかなりません。

程なく自分も生涯を終える時が来るでしょう。

 

その時、生ききったと満足できる人生でありたいと改めて思いました。

 

今までのままじゃいかんのです。

 

自分はなんのために生かされたのか、その意味を噛みしめるために。
おっさんはそう思いました。