愛おしさ【可愛京子】

2020.06/23

 

緊急事態宣言が出される前の3月末以来
自主的に不要不急の外出を控え続け、
今週に至るまでに公共移動機関を利用したのは
5回くらいでした。

 

 

初めて外食をしたのは6月初めのランチ、
3週目を迎えて夕食とお酒の席を
久しぶりに体験しました。

 

ご一緒した一人の若い女性と
とりとめもない普通の会話を交わしました。

 

接客の仕事に関する事
将来、子供を持つ事への自然な期待と疑問
今の自身の立ち位置など
同性ならではの共通する話題の中に
恋人への思いやりと愛しさの喜び
新しい仕事環境での興味とやりがい
そういったものが
言葉の端々にたくさん感じられました。

 

直接的、具体的な表現でもって
話されることは何もありませんでしたが、
「言葉」とは
話す本人が思っている以上に
表情や選んだ話題が示すものよりも
もっと的確に「内なる本人自身」が
響くものです。

 
あらわに染み出てくるものなのです。

 

人間の自分自身の存在自体の中に
病気、孤独、も含めて
不安で満たされていないものも存在するのは
もちろんですが

 

これという理由がなくとも微笑みが溢れでる
自然のたまものがあり
ひとりひとりの中に常に存在し
与えられているという真実も
忘れてはならないと思います。

 

この若い女性のような素直な喜びが
体の中にあると
恐れを上まわる希望の光を放つものです。

 

私達のまわりの方々にも
自身の中に潜む愛おしみの言霊が
輝きますように!