リモートもどき【瀬上一憲】

2020.04/29

水曜日です。
おはようございます。
青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

 

リーマン時代ならうれしかったかもしれない
12連休というあってないような大型連休、
いかがお過ごしでしょうか。

 

私は例年通りぶっ通しで働きます。
患者さんが来れば、の話ですが。

 

 

自粛の嵐がうちの
患者さんの心理に影響を及ぼすとは、ね。

 

都会だと公共交通機関を
使っての来院という方が多数でしょうが、
こちらは車移動ですからね。

 

件のウイルス騒動が
ここまで酷いことになるとは想像できませんでした。

 

最近、この騒動に完全に
終息した宣言というのは、
出ないのではないかと思うようになってきました。

 

完全終息しなくとも、
大多数の人が抗体を持つようになって、
多少の重篤者が出ても、という「見切り」で人の
移動を含む経済活動の再開をするという
判断をしなければならないのでは、と。
そして、それが出るのは夏なのかな。
連休明けは到底ないか、と。

 

そんな中で、自発的に始めたわけで
はないのですが、東京に住む高齢ご夫妻と
電話のみでのやり取りが続いています。

 

事の始まりは、歯医者さんで
買った五本指ソックスとゆびのば体操の本。
そこに掲載されていた当院の
電話番号あてに電話がかかってきたからでした。

 

曰く、その本に載っている整体院は
ウチだけだった(ほとんどが歯医者さんです)から。

 

93才の旦那さんが91歳の奥方の脊柱狭窄による
坐骨神経痛の痺れを何とか改善したい、相談したいという一心。
病院(91歳に手術を勧めるそうな)も
整体院(回数券を一杯買わせられたそうな)も
あちこち通われたのだけれど一向に良くならず、
不信感の塊になっていたよう。

 
問題はいくつかあるわけです。
第一にその方の症状が電話でしかわからない。
そして、ネット環境にはさすがに疎い。
距離が遠すぎ。
あげればきりがないのですが、
わざわざ頼って電話していただいた方を
無碍にもできず、できる範囲でこうしてああして、
というやり取りを何度か繰り返して今に至ります。

 

電話と書面でのやり取りです。

 

それでも、おばあちゃんのために
あれこれ腐心されるおじいちゃんの力に応えたい、
気気持ちだけなのですが。

 

 

別に施術しているわけではないので
御代をいただくということは、
毛頭なかったのですが、先日現金書留が届きました。
ありがたいことに、
相談料だそうです。(((^^;)

 

 

お体を解すことで、改善を図るのが
我々の今の仕事ですが、果たしてリモートで
指示するだけで、少しでも改善が図られるのか、
この騒動下にチャレンジしています。

 

神の手で遠くから祈るだけで
治してしまう能力は、全くない私ですが。