動かしながら治す【瀬上一憲】

2020.03/25

水曜日です。

おはようございます。

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

 

皆さんのお住まいのところもそうでしょうが。

 

武漢ウイルスの影響で品不足が伝えられるマスク。

 

そのマスク欲しさに開店前の
ドラッグストアに並ぶ老人たちのバイタリティには、
唖然というかあきれるというか。

 

しかも、ドラッグストア

各店をはしごするという強者も。

 

そうまでして、欲しいマスクっていったい何なのでしょうか。

 

トイレットペーパーの時もそうでしたが、

そういう買い占めに走る人たちのおかげで、

本当に必要な人には行き渡らないという状態に。

 

まるで、マスクを買い溜めることが自分の仕事であるかのごとく。

 

そもそも、マスクをしたからといって、
罹患リスクが下がるということはないのですが、
「うつらないかもしれない安心感」と品不足の中、
自分は多く在庫を抱えているという満足感がなせる業なのかと。

 

倉庫の整理をしていたら、プラケースに
大事にしまわれたオイルショック時の
トイレットペーパーが出てきたというニュースがありました。

 

その中には、ストレス発散もあって
買い占めたのだという亡き祖母のメモ書きがあったそうな。

 

呆れるやら苦笑するやら。

 

前書き長くなりました。

そろそろ、本題に。

 

手首付近の橈骨と尺骨の両方を骨折した患者さん。

 

手術せずに治す、ということでギブスを
した生活を続けてこられたのですが、
医者からは動かすことを進められているのだけれど
怖いし、時々疼くので怖くて動かせないのだと。

 

医者曰く、骨折直後は、血流を
確保したほうが直りが早いのでグー・パーを
するように言われ、骨がくっついた後は、
掌を上下に繰り返す動きをやったほうが
早く日時用生活を送れるようになるからと。

 

昔は、きちんと治ってから、
リハビリをして機能回復を促すというのが
一般的でしたが、今は、治す過程で
リハビリを取り入れながら治したほうが
いいという考え方が一般的ですから。

 

で、この患者さんに手の動きと筋肉の繋がりについてレク。

 

手首を動かす動作は手首周りの
筋肉だけで動いているのではなく、
肩甲骨周りの筋肉も作用して動くことを説明。

 

更に、リハビリの一環として、
PFNストレッチのアレンジで、
手だけでなく、腕全体を8の字に
回す動きをサポートしつつやってみたら、
本人も動かしていなかった筋肉が動くことを感じられたのでしょう。

 

腕が軽くなったことと
可動域が広がったことを大層喜んでいました。

 

当然に、「炭酸を塗布して」が、お約束です。

 

セルフでも炭酸スプレーを
塗布してのリハビリを推奨しました。

 

自分が関わったからというわけではないのですが、
たぶん、この方は他の人に比べて、
日常生活への復帰が早くなると思えてきます。