どうして恐れるのか【瀬上一憲】

2020.03/09

 

水曜日です。

おはようございます。

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

 

みなさんのところは、
新型コロナウイルスの影響いかがですか。

 

3/9時点で陽性反応の出ていない
青森県住まいなのですが、コロナウイルス自体の
影響よりも、風評のほうが酷いなと、
それで余計に人心に荒んでいるな、という感じがしています。

 

大震災の時も、
皆が同じなのだから、と
労わり合う気持ちもあったのに、
今はみな攻撃的な対応に終始しているといいます。

 

特に、ドラッグストアの
店員に対しての情け容赦のない罵声。

 

別にその人たちが悪いわけではないのに。

 

ものの見事に紙製品の棚が
すっからかんになっている様を目にすると、
これはとんでもないことが起きているのではないかと
錯覚してしまいます。

 

だから、余計欲しくなる。

 

デマも酷いですね。

 

トイレットペーパーも酷かったけれど、
ウイルスに効く石だとか、陽性反応者のいない
茨城県民を守っているのは納豆だとか。

 

もう、笑っちゃうよりほかないのだけれど、
納豆を食べるだけでウイルスを防げるわけがない。(笑)

 

で、自粛の嵐ですから、
景気が冷え込むのは目に見えている。

 

いつになったら収束するのかさえ分からない。

そして、罹ったら、治らないのではと不安になる。

 

死人も出ているから、大変な病気だ、と。

 

どうして、人は恐れるのでしょうか。

 

もうこれは、経験したことのない「不安」からくるわけで。

 

罹患しないようにする不安、収束する先が
見えない不安、不治なのではないかとおそれる不安。

 

とにかくわけのわからない不安にかられて、
隠滅として暮らしていると心が蝕まれてくるわけで。

 

そうなると、ヘンテコなものを
自分で呼び込んでしまうことにもなりかねないわけで。

 

だから、とりあえず、
僕らはにこにこ笑っていませんか。

 

最低限、手洗い、うがい等は
きちんとするとして、いつも通りの生活を心がけたいもの。

 

そして、世情が落ち込んでいると、
必ず体の不調をきたす人たちが
出てきますから、その時こそ僕らの出番ですから。

 

ぐっすり眠れる体、おいしく食事が
とれる体に整えてあげられるのは、僕らですから。

 

少なくとも、炭酸を浴びているから
除菌ができているなんてことを
言う人は誰もいないでしょうけれど。