「言霊の種」【可愛京子】

2020.03/02

ふと浮かんできた「たとえ話」

 

種が道端に落ちる。
すると、鳥が飛んできて食べてしまう。
種が石の多いところに落ちる。

 

すると、土が少なく、
目を出したらすぐに枯れた。

 

種がいばらの中に落ちる。
まわりの枝葉が伸びて覆ってしまい、
実を結ばなかった。

 

種が良い土地に落ちる。

育って、実を結び、100倍にもなった。

 

道端とは、

「言霊」を聞いても、
悪い者に奪い去られてしまう人。

 

石の多いところとは、
「言霊」を聞いて喜んで
受け入れるけれど根がないので

 

艱難や迫害が

起こるとつまずいてしまう人。

 

いばらの中とは、
「言霊」を聞いても、
この世の思い煩い、富の誘惑、

 

その他の色々な
欲望が覆いふさいで実らない人。

 

良い土地とは、
「言霊」を聞いて受け入れ、
忍耐し、育み、

 

信念を持って生活の中で行う人。

 

感銘を受ける
エピソードや心温まる実話、
偉人賢人の言葉や素晴らしい
記述はたくさんある。

 

それらと出会った時、
自分にとってどう生かされているのでしょう?

 

「良い土地」として歩んでいる人は

私達が直面している
コロナウイルス問題に対しても

 

流言飛語、
風評被害、
過剰不安に陥ること無く

 

たとえ自身が感染しても

冷静で落ち着いた最善の判断ができる。

 

今までにも

1973年のオイルショック

1993年の米騒動

2011年の東日本大震災 などなど、

サリン事件、台風、大雨・・と非常事態は経験してきた。

 

日常品が無ければ、代用品を考え

先人、古人の知恵を顧みることができ、

外出ができなければ、
家族のきずなを深める工夫を呼ぶ。

 

経済的に追い詰められる苦しさは

忍耐と究極的な節約術、思い切った決断や

人間関係の見直しにもつながり

 

「あたり前」の事が、
いかに恵まれているかが再認識され
感謝を取り戻す軌道修正になる。

 

自分で見つけた、
出会った、素晴らしい
「言霊の種」を

 

思い返し、心にとどめ、今の生活を見つめ

できる事をしなやかに、丁寧に

実践していきましょう。

 

そこには本当の「美」が輝きます。