願いの順番【可愛京子】

2019.12/30

もう間もなく大晦日から元旦を迎える私達ですが、

初日の出を拝みに行く人も多いことでしょう。

 

新しい年のスタートを迎える時、それぞれが持っている

様々な問題や、希望などを

家族でにぎやかに過ごし、皆で抱負を語り合ったり

独りで静かに想いを巡らす人もいらっしゃると思います。

 

そういった願い事を語るとき、「順番」がある事を知っておくのは

とても大切な自己内面の認識となります。

 

神社仏閣へ参拝に行かれた時、入り口から本殿に至るまでに作法があるように

自分自身の心の中にもスタートから最終的な願いまでの作法があります。

 

私達は誰に?何に?願うのでしょう?

自分以外の「力ある存在」に願うはずです。

 

その「力ある存在」に向けて、まず賛美と感謝を捧げて、

最後に他者への願い、自分の願いを受け入れていただけるよう差し出します。

 

この順番は行おうとしてもすぐに出来るというわけでもないのは、

自分自身を「力ある存在」の僕(しもべ)とさせていただくほどに

頭(こうべ)を垂れる必要があるからです。

アナウィーム(謙虚で柔和、へりくだった)とも呼ばれる

作法を持つ者(アナワー)に近づく必要があるからです。

 

すぐにできなくても、意識をし、心がける事で

だんだんと準備ができるようになります。

 

もう間もなく、「願い」を捧げるスタートの時間が近づいてきています。

新しい年への「願い」抱負を心にあたためている方は

ぜひ、この順番を守って、願い求めてみて下さい。