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守破離【瀬上一憲】
2019.12/16

水曜日です。
おはようございます。
青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」
ふとカレンダーに目をやると、
協会ブログ記事も水曜日は、今回を含めてあと二回。
なんと年明け一発目は、水曜日ですね。
「新年に寄せて」なんて、
よそいきなことは、多分書けないでしょう。
いつもどおりの日常で、気が付いたら、
年明け第二週でした、なんてことになっているのがいつものパターン。
ローカル新聞を見ていて、
最近「空手」に関する大会が妙に多いということが気になっていました。
知り合いにそのことを尋ねると、
「空手」には、空道、空手、空手道、極真空手と
4つもの主要な団体があり、更に流派ともなると、それは際限なく広がるのだそうな。
大会はそれぞれの団体において行われますから、
新聞も各々その結果を掲載するので大会が多いと感じるという結果になるとか。
そうそう、話は飛びますが、
五輪日本代表候補とされる空手の形の
男女有力選手の演技を見るに、
気迫が画面を伝わってくるようで。(^^;)
形には、気迫、声、そして眼力(めじから)、
顔の表情なんてのも加わっているような気がしてきます。
他の選手の演技ときちんと
比較していませんが、画面から伝わってくる
迫力からすると、あの二人は断トツなのではないかと思えます。
話を戻します。
武道に限らずですが、
凡そ芸事すべてに
「守破離(しゅはり)」という言葉があります。
習得のレベル・段階をいう言葉。
すなわち、教えられたことを
忠実に行う「守」、
更に教えを超えたレベルに創意工夫を加え、
上をいく「破」、教えを超越し、独自の道を歩む「離」となると。
この伝でいくと、達人が量産されると、
流派というのはそれこそ無限に広がります。
そして、大人の世界には、
それに加えて人間関係、利害対立その他諸々もあり、同じような競技で、良くわからない団体がいくつも量産されているという例は、他にもあります。
例えば、ノルディックウォーク。
日本のポールを両手に持って歩くという競技なのですが、
日本ノルディックウォーク連盟、
日本ポールウォーキング協会、
ノルディックウォーキング協会、
ノルディックフィットネス協会
と4つも理念が違うということで設立されていたりします。(((^^;)
傍から見るとその違いは全く判りませんが、各々運営され、現在に至っています。
因みに、なんでこんなことを書いたかというと、青森県の某団体支部にて内紛があり、会の運営が宙ぶらりんなのだという話が聞こえてきたから。
同様の事例というのは、他の都道府県でもあるようで、同一県でも複数の支部が作られていたりする。
むしろ、分裂といったほうが正しいか。(((^^;)
どちらの言い分に義・偽があるかどうかは不明ですが、「理念」に違いがあるのは明白。
言葉だけの理念は同一でも、「志」が同一でないと、なかなか一緒にやっていくのは困難だったりします。
他人の体を整えるのに、自分の心が整わない人の多いことか。
「守」の段階で収めるべきことが足りなかったからなのかもしれません。