顎関節症の犯人は【瀬上一憲】

2019.04/09

 

水曜日です。

おはようございます。

青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」

 

一週間前の「なごり雪」には参りました。

明日から4月という日曜日でしたが、

県内で一番の積雪。

公式発表では22センチとのことでしたが、

30センチはいったな、というぐらい降りました。

 

ただ、水分をたっぷり含んだ雪でしたので、

程なくびしょびしょにとりましたが、3月中旬の

暖かい日が続いて雪があらかた融けた時にタイヤ交換を

したであろう人たちの事故があちこちで。(-_-;)

 

北国に住む人の心境としては、

出来るだけ遅く冬タイヤを履いて、

出来るだけ早く夏タイヤに替えたいというのは

わかるけど、天気まで読めませんからね。

 

私?

私は、坐骨神経痛の影響で

腰の按配がイマイチなもので、タイヤを

替えるどころではありませんでしたので。

 

 

先日お見えになった患者さん。

当院がスタートしたころからのほぼ常連な彼。

 

中学生だった彼は、今では大学生に。

 

鼠蹊部痛で試合に出られないと

半べそをかいていましたが、治したら、

「十和田で一番の先生だ」と中学生ならではの

名言を言ってくれたやつでした。

 

その彼が来院して施術。

 

施術の終わり際。

首を解していたら、肩甲鋸筋と思しき

筋肉がかなり張っていて、どうしたの?これ?と

聞くとわからないと。

 

最近枕も合わなくて、

買い替えの時期かもしれませんが、

いいのありませんかね、と。

 

更に、彼曰く。

顎関節症に悩んでいると。

 

確かに、口が十分に開けられない。

 

親には歯医者に行くように勧められてますと。

 

でも、歯の噛み合わせだけを見たり

顎関節だけを整えようとして身体の歪みを

見ないところで調整してもらうと、余計口が

開かなくなるから、選ばんといかんぞ、とアドバイス。

 

ところが、その翌日彼の母親が来院して、

顎関節症に至った理由はそれか、と判明しました。

 

さて、ここで問題です。

(昔、このブログで、

質問を良く出す先生が書いていました。(笑))

 

彼の顎関節症の原因は、何でしょう。

 

枕が合わないぐらい首が張っている。

 

腕の筋肉も異様に張っていた。

 

肩コリもひどかった。

 

目のツボを押したらかなり痛がっていた。

 

足指の著しい変形はないものの、

若干小指が内側に変形している(内反小趾)。

 

 

 

母親曰く、整体院に行ってすっきりしたと

言って、部屋に籠り、ゲームに取り掛かったそうな。

 

絶叫に近い叫び声が聞こえてきたと。(笑)

 

それも、テレビゲームでなく、スマホゲーム。

 

はい、私も直感しました。

犯人は、スマホだな、と。

 

で、お母さんに告げました。

 

歯医者さんに行く前に、

スマホゲームを二週間禁止したら、

口が開くようになりますよ、と。

 

スマホ首のことは、

良く聞いていたものの、顎関節症を

誘発するとは、驚きでした。

 

これから、スマホの取扱説明書に

『やりすぎると顎関節症を患う恐れがありますから、

程々の使用でお願いします』って書かれる日も近いかもしれません。