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靴は大切【瀬上一憲】
2019.02/19
水曜日です。
おはようございます。
青森のせのうえかずのりこと「あおのりです。」
今日はヨタから入らずに、タイトルにある「靴」の話を。
前々回で靴の話を書きましたが、今回も。
実は、「チコちゃんに叱られる」という人気番組で、
とある学者が変てこな自説を等々と述べたという「事件」がありまして。
ネタはどうして、靴に小石が入るのか、というもの。
靴というのは、踵に指一本分はいるぐらいが
ベストサイズであり、歩くたびに踵がヒール部分から離れるものなのだと。
その離れた部分に鍛冶屋が用いる
「鞴(ふいご)」の原理で空気が吸い寄せられ、小石が入るのだという説。
たぶん、この学者先生、
ボーっとして生きてきた人なのね。
名古屋の短大の学長先生らしい。
隙間があれば、跳ね上がった
小石がハマることもある、というだけなのに、
鞴の論理まで持ち出すという奇説。
何が気に入らないと言って、
靴選びはかかとに指一本分の隙間を
持って買うべしと言っていること。
しかも、それがジャストサイズだとまで言っている。
バカも休み休み言いなさいって。
踵とヒールはきちんとフィットしていないとね。
その上で、つま先部分に0.5~1センチ程度の遊びがあれば十分。
昔、リーマンしていた頃。
アメリカに出張する機会があって、
現地の人の案内で靴を買ったのだけれど、
シューフィッターたちの優れた職人能力には脱帽モノでした。
ニューヨークで買った時も、
シカゴで買った時も本当にジャストフィット。
日本で革靴を買うと、
いつも踵に靴擦れができてしまうのが常の私。
ところが、アメリカで靴を
選んで履いたときは、靴擦れを起こさないから不思議。
靴売り場の店員の能力の
差といってしまえばそれまでですが、
優れたシューフィッターには脱帽です。
それが、靴は緩いぐらいがちょうどいいなどと
ふざけたことを言い、それを天下の公共放送が
検証もせずに放送するという知見のなさ。
だから、日本人の足は変形するんです。
たかが、靴ごとき、と思っているから。
だから、しっぺ返しされるんです。
足指の変形になって。
足のサイズに適さない靴を履いたら、すぐに反応が出ますから。
外反母趾はハイヒールを履く女性だけって思っていませんか?
男性だってなるんですよ。
ゆるい靴を履いたら、一発ですから。
きちんと自分の足に合った靴を選び、履きたいものです。
腰痛・膝痛の原因が靴、なんてのはよくある話ですからね。