炭酸にまつわるクエスチョン②【瀬上一憲】

2018.10/31

おはようございます。

水曜日です。

青森のせのうえかずのりこと「あおのり」です。

 

今回は、前回の続きです。

剣道部の子供たちとのやり取りに加え、

先週土曜日の自分の実体験も含めて書こうと思います。

 

基本、中学生男子というのは、あほが多いというのが相場。

でも、その子はチョイと勉強ができる賢い子でして。

 

練習の途中休憩の際、

「体の中に乳酸が溜まっているから、疲れる。」という話をし出しました。

 

たぶん、教科書にそう書いていたんでしょう。

 

筋肉が疲れるのは、

疲労物質である乳酸が原因。

 

自分もちょっと前まではそう信じていましたし、

それが血中に溶け出して淀んだ状態を解消するのが、

炭酸効果なのだと思っていました。

 

そうではないようです。

 

むしろ、乳酸は、疲れた筋肉を

修復するパワーがあるという興味深い事実が

最新の学説であるというのは、

先日のクローズアップ現代でも取り上げられていました。

 

そのことを賢い子に伝えると、

全然賢くない子たちもその話に加わろうとしてきて、

 

それじゃあ、

「乳酸菌」を摂ると、疲労回復につながるのか、

という不思議なことを言い出しまして。

 

収拾がつかなくなりそうだったので、

乳酸菌ネタはあえて無視。(笑)

 

(※筋肉の疲労物質とされる乳酸と乳酸菌の乳酸は同一の物質のようです。念のため)

 

では、どうして疲労するのか。

 

脳に伝達される

「疲労を意識させる」物質の問題と、

運動で筋肉自体が損傷するという二つの側面があるという話をしました。

 

神経の伝達はさて置き、

損傷した筋肉の修復に一役買う炭酸の話を伝えました。

 

炭酸が血流を改善することで、

損傷した筋肉の回復を早める。

 

これは皆さんも異論がないことですが、

あまり賢くない子たちにとっては、

自分のカラダでそれを実体験させるしか理解しない。

 

だから、というわけではないですが、

へとへとになるまでしごきあげて炭酸風呂にでも放り込ませますかね。

 

 

というところで、休憩時間も終わり、

練習再開となったのですが、

ここに先週土曜日の私の実体験の話が加わります。

 

未だかつてなかったのですが、

往復28キロを歩くイベントに参加したときにそれは起こりました。

 

復路の1/3に差しかかかったその時、

両足の太腿裏のハムストリングスから、腓腹筋、

脛の前頸骨筋に至るまで、足が攣るというより

、かなり強めの痙攣と強い痛みが出て、

歩けなくなった私でありました。

 

取敢えず、道脇に寄って、

リュックから炭酸スプレーを取り出し、

痛みの出ている患部にかけまくり。

 

すると、痛みは多少残っているものの、

程なく足を動かせるレベルにまで回復。

 

途中もう一回スプレータイムを設け、

なんとか28㌔を完歩したのですが、

血流改善効果で歩ききることができた私です。

 

リタイアしようにもバスもなかなか通らないし

、どうしようもなかった中で炭酸スプレー大活躍、でありました。

 

雨に濡れて、赤い紙は剥がれ落ち、

下地の白い缶のままになりましたが、助かりました。

 

筋肉疲労の原因はさておき、

回復には炭酸というのが、瞬発系のみならず、

持久系の筋肉にも効くというのが身に染みてよくわかりました。

 

筋肉の疲労に至るメカニズムというのは、

わかっているようで実は正確にわかっていないというのが現実です。

 

なんとか、疲弊した筋肉を回復させて、

ゴールしたものの、次なる悲劇が待ち受けていたという

私の話を更に知りたいですか?

 

物好きですね。(笑)

 

では、次回またその続きを書きます。