幸せの基準【安治久志】

2018.03/05

おはようございます。
安治です。

 

最近本を読む量が減っていますが
偉大な日本人の話が好きでたまに読んでいます。
その中でも私が心に響いた話の1つを話したいと思います。

 

SONYの創業者である盛田昭夫さんの話です。

 

SONYが創業間もない頃、世界で初めて開発に成功した
トランジスタラジオをひっさげ、世界一のアメリカ市場に乗り込んだ時の内容です。

 

 

盛田さんはアメリカで営業活動を始めるのですが、
まだ戦後間もないこともあり、ほとんどが「日本製品なんて粗悪品だ」という反応で、
多くは門前払いのような状態だったそうです。

 

そんな中興味を持ってくれるメーカーがやっと現れ、
「10万台発注してもいい」、と持ちかけられます。

 
ただ、その発注には条件がありました。

 

 

それは、そのラジオにつける名前はソニーではなく、
その会社の名前をつける、という条件だったんです。

 

 

なんかアメリカぽいですね・・・

 

 

当時のソニーは吹けば飛ぶような会社でしたから、
10万台の注文は喉から手が出るほど欲しい契約です。

 

 

でも、盛田さんはその注文をきっぱり断ります。

 

 

その代わりにこう言ったそうです。

 

 

 

”50年前、今の私の会社と同様、
あなたの会社は誰にも知られてなかったでしょう。
今から50年後、私の会社はあなたの会社よりも有名な会社になります。”

 

 

かっこいいですよね!!

 

 

その言葉の通り、ソニーはその会社をはるかに凌ぐ
世界でも有数のトップブランドへの登りつめました。

 

 

あなただったらどんな決断しますか?

 

 

その時に、もし盛田さんが
「よかったー、これで会社は当分潤うぞ」と考えて、
あの注文を受けていたらおそらく、相手の会社のブランドで売るという
受注生産方式に味をしめ、ソニーというブランドが世に出ることな無かったでしょう。

 

 

当時のソニーの経営状況を考えれば、
「受注して急場をしのぐ」というのがベストな決断に思えます。

 

 

殆どの経営者の場合
理性的に考えて当然そのような決断になるのだと思います。

 

 

当然、「断る」という決断は相当怖かったはずですが、
あえて自分の直感を信じ断ったと思います。

 

 

結果的にはSONYは世界のブランドとして
有名な企業に発展しましたがそんな話があったのだと
心に響きました。

 

 

あなたも、こんな大決断では無いかも知れませんが
あなたの仕事に対する熱意や”誇り”や”熱意”を捨てることはしないで
欲しいと思います。

 
お金で魂を売るような決断だけはしないで欲しいです。
その決断によってあなたの自己価値が売り先で評価され
買い手のさじ加減であなたの収益が決まってしまうのです。

 

 

目に見えない依存になってしまいます。
一番怖い結末です。

 

お金で魂を売る前に
ここで、一度ここでやりきりませんか?

http://goo.gl/LUKYw6