これ、どっちが痛いですか【瀬上一憲】

2017.08/02

水曜日です。

おはようございます。

青森のせのうえです。

 

列島各地猛暑又は豪雨のようですね。

 

ここ十和田は七月上旬から中旬にかけての

猛暑が嘘のようにいつもの冷涼な気候に戻っています。

 

先日、空を見上げたら、秋の空のよう。

同じように空に秋を感じた患者さんと意気投合、

もう秋ですかね、なんて会話にも。

 

でも、まだ梅雨明けしていないんですよ、これが。(-_-;)

 

たぶん、北東北以外は暑いと思うので、

先日見えた患者さんとのおバカな会話でも

ご覧いただいて和んでいただければ、と。

 

その患者さんは、本当に突然、

久しぶりにお見えになられました。

 

どのぐらい久しぶりかというと、

2012年に3度ほどお見えになって以来。

当時はカズ整体院も開業間もない頃で、

「炭酸整体」もまだはじめていない頃のこと。

 

あまりにも不調が続いたもので、

近くの整骨院では埒が明かないと本当に久方ぶりに

「意を決して」お見えになられたのでした。

 

というのも、意を決してというのは

前回うちで何処を押されても痛かったというトラウマがあったらしく、

 

どうしようか悩み逡巡した挙句、

電話したのだと。(´・ω・`)

 

そんなに悩むんだったら

来なきゃいいじゃん、と私の心の声。

 

それでも電話させたのは、

あの時、痛かったけれど体調はしっかり

回復したから、という思いあればこそ、だったと。

 

 

ならば、よろしい。

 

で、今の体調、痛いところ等を伺い、

ベッドにうつぶせになっていただいたところで、一言。

 

「お願いですから、痛くしないでくださいね。」

 

 

(あー、もうめんどくさい人だなぁ)

と、私の心の声

でも、口は自然と、

「痛くするしないではなくあなたの

お体の状態如何ですからね。」笑顔で答える私。(*^▽^*)ゞ

 

さすが、開業6年目のことはある。

あたりまえ、か。

 

 

で、お約束通り、

何処を触れてもイタイイタイのオンパレード。

腰が痛いとの自己申告だったけれど、

肩も首もどこもまともに解せない。

 

 

(よくもまあこんな体で生きてきたよなぁ。)

と私の心の声。

 

それでも一通りほぐして、足指に。

 

そうしたら、

今までの悲鳴とも

叫びとも違う異種な呻き声が。(-_-;)

 

いちいち気にしていたら、

ウザいので一通り終えた後、話を聞いたら、一言。

 

出産時痛と比べてどっちが痛いですか? と。

 

どうして、この期に及んでその例えで

聞いてくるのか不思議でしょうがなかったんだけれど(笑)、

人によりけりですよ、とだけ答える私。

 

分娩時痛のほうが痛いという人もいれば、

足指のほうが痛いという人もいるけれど、

私はオトコなものでどっちが痛いのかを

堪えられないんですけどね、と。

 

涙目でマスカラも半分取れかかり、

「黒い涙」を流しながら、頷く彼女。

 

 

でも、ここでふと思い当ったことが。

あれ?でも○○さんは、

お子さんいらしたんじゃなかったですか?、と。

 

 

そうしたら、一言。

うちは、双子だったのでとても

自然分娩は無理ということで、帝王切開で産んだんです、と。

だから、分娩の痛みがわからないんです、と。(・e・)(・e・)

 

(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)

えーっと、では、なぜ、そのようなことを聞かれたのですか?と私。

 

よく、分娩痛が至上最高の痛みという例えを

聞くので、どっちが痛いかなと、ふと疑問に思ったのだと。

 

 

それでも、あっちが痛いこっちが痛いと

大騒ぎした甲斐もあったらしく、

カラダが軽くなったと大喜びな患者さん。

 

次回予約を取ってお帰りいただきました。

 

こういう患者さんって、いますよね。

 

えっ?ウチだけですか?

そんな…。 (´・ω・`)