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マッチポンプ【瀬上一憲】
2017.01/18
おはようございます。
水曜日の朝です。
青森のせのうえです。
大寒波の襲来を何とか凌ぎました。
暖冬のぬるま湯にどっぷりつかって呑気でいた身にとって、連日の雪かきは大層腰にきついエクササイズとなっています。
さて、今週のサザエさんでなく、当ブログですが、先週予告した通りマッチポンプなお医者様の話を書こうかと。
頭痛患者は、確実に増えています。
そのことを実感される先生も多いのではないでしょうか。
実際、当院でもついに我慢しきれなくなった首・肩の筋肉をパンパンに張らせた頭痛持ちさんたちがよう見えられます。
原因は言わずと知れたスマホ病
身体を壊してまで何を調べにゃならんのでしょうか。
調べるのでなくゲームのし過ぎ?
ご愁傷様です。(-_-;)
先日見えた患者さんから、とある病院の存在を知りまして、ホームページ等々拝見した次第です。
あとあと、知ったのですが、実はその先生が書かれた新聞記事をスクラップしていた私。(笑)
だって、薬害頭痛について興味深く書かれてたんだもん。
その頭痛専門を謳う某脳神経クリニック。
実際、目の付け所のイイのでしょうね。
くも膜下、脳内出血、半身不随等々頭が痛いということは、重篤な病気に至るサインかも、と。
そういう患者の不安心理にどっぷり付け込んで、来院を促すという。
まぁ、うちの患者さんもその引き寄せられた一人なのだけれど。
で、何をするのかというととにかくMRI
これでしっかりと見て(検査料をがっぽり稼がせてもらって)ですね。
頭痛の原因が脳の血管の詰まりに起因するものでないとなったら、首や肩をつまむと。
そして、痛いとなったら、投薬。
はい、ボルタレン出しておきますから、と。
因みに、うちの患者さん。
そういう鎮痛薬が苦手で行ったのに、キツメの薬を処方されて、はいおしまい。
でも、ですね。
このお医者様。
先程書きましたが、一方で、薬問題にも取り組んでいて、
鎮痛剤の弊害についてもこう述べられているわけです。
『最近,鎮痛剤の飲みすぎで起こる薬物誘発性頭痛が増えています.鎮痛剤の内服を長期間続けると,体が痛みに敏感になり,弱い痛み刺激でも強い痛みとして脳が感じるようになると言われています.鎮痛剤の量が増えているのに頭痛が悪化するのが特徴で,頭痛が毎日起こることさえもあります.
頭痛は医師にとっても時に「頭の痛い」症状です.しかし.適切な治療で多くの頭痛は楽になります.我慢しないで専門医に相談することが大事です.』
ね、立派な先生でしょ。(-_-;)
頚肩のハリが原因の頭痛だと認識しているにもかかわらず、薬を処方するという。
一方で、鎮痛薬の飲みすぎはいかんよ、と。
こういうのをマッチポンプといいます。
ま、我々の仕事はこういうセンセイをあれこれあげつらうことではありませんから、これ以上は申しませんが。
むしろ、こういう先生が持て余した「筋緊張性頭痛」や「薬物誘発性頭痛」に陥っている患者さんを取り込んで、治してあげましょうよ。
まず、炭酸をシューッと。(*^o^)/
炭酸で筋肉を解してから、しっかりと筋肉のコリ・ハリを解して、頭痛を解消してあげましょう。