聴く力【瀬上一憲】

2016.10/26

おはようございます。

水曜日です。

青森のせのうえです。

 

紅葉は、いよいよ里に下りてきました。

今週末、十和田湖と奥入瀬渓流は紅葉の見ごろを迎えます。

 

ときあたかも、週末は、車両規制がかけられ、歩くイベントが催されます。

 

十和田ノルディックウォーククラブは、今年みんなで渓流をノルディックウォークします。

 

私は昨年、個人で往復歩いたのですが、渓流の水の音、木々の葉が風で揺れる音、そして目には紅葉の景色。

 

その全てが異次元でありました。

歩くことで見える景色がそこにある。

 

いまから、週末が楽しみです。

 

問題は天気だけ、です。(*^▽^*)ゞ

 

 

さて、今日は、先日拝見したブログから面白いと思った記事を紹介しようかと。

 

ただし、そのブログなんですが、URL引用しようと思ったけれど、誰のフェイスブックの書き込みで紹介されていたのか不明になっているもので。

 

ここでは、その内容をかいつまんで紹介します。

 

そのブログ主は、元ホステスの経歴の持ち主。

 

意識していたわけではないけれど、当時、客の話を良く聞いていたと。

 

そうなると、色々な相談事というか悩みごとの相手をするようになったと。

 

大きなプロジェクトを抱え、悩んでいたエリートサラリーマンが一時間話を聞いてくれときたと。

 

そのリーマン、一時間悩み事を打ち明けたら、吹っ切れたらしく、仕事に戻り、懸案のプロジェクトも完遂。

出世街道もばく進となったと。

 

で、世の奥様方、仕事で疲れて帰ってきた旦那の話のよき、聞き役になりなさいと、説くわけです。

 

そこには、専門知識も仕事の中身を理解することも何も必要ありませんと。

 

ただ、相手の話を聞いてあげることが必要なのだと書いていました。

 

 

この話、思い当たる節がありましてね。

 

うちの患者さんでとある会社経営者がいて。

自分がどういう方針でどういう整体院経営をしたいのかいろいろ悩んでいた時期がありまして。

 

その患者さんに相談するともなく、施術後、いろいろ話していたわけです。

 

そうしたら、話しながら、その内容をメモしていると、自分が何をやりたいのか、そして何をしなければならないのかがはっきりとし出して、明確になりました。

 

その方は、整体の中身とか自分のやりたいことに詳しかったわけでなく、私の頭の中でこんがらかっていたことを整理してくれたわけです。

 

その方が、新たな方針を導き出してくれたというのではなく、自分の中にあるものを、整理してくれたものと理解しました。

 

途中まで、読んだ方。

 

聴く力というタイトルから、我々整体する側が患者さんから問診する聴く力が必要なのだという結論に導かれるということを期待された方も多かったのでは。

 

違うんです。

 

その逆。

 

自分のほうが救われた側。

 

むしろ、こちらがコーチングしていただいたことで御代を払わなければならないぐらい。(笑)

 

この仕事。

 

組織で動くところを除き、個々の判断と行動で何とかする世界だけに、悩んでしまうと、袋小路にはまってしまいます。

 

孤独な世界です。

 

だからこそ、聴いてもらえる人がそばにいるのといないのとで、大きく変わってくるのだと改めて認識しました。

 

 

みなさんは、そんな存在をお持ちですか?