腎臓は大切にの補足【瀬上一憲】

2016.10/19

先週までは、冷え込みがきつかったのですが、週末からしばらくはポカポカ陽気が続きそうで、せっかく冬支度に備えて慣らされていた身体がまたまた混乱してしまいます。

 

紅葉も八甲田の山並みは先週末が見ごろだったのですが、その進捗も少し遅れそうであります。

 

こういう寒の傾向が一転するような暖かい日が続いて、また寒に戻るといった状態となると、一番気を付けなければならないのは、ぎっくり腰です。

 

商売繁盛もいいけれど、自身の身体ケアにも注意が必要であります。

 

 

 

前々回、腎臓について書きましたが、追加補足的に書かせていただこうかと。

 

冷えが腎臓を痛めるのか、腎臓機能の低下が冷えを呼ぶのか?

 

冷え症は腎機能の低下を招くから、冷え症改善が必要というのは、良く見かける一般的な記事。

 

でも、腎臓を痛めた人たちというのは、もともと冷え症というのではなく、

腎臓を痛めてから体の冷えがきつくなったといわれる方が多いのも事実。

 

うちの母がそうでした。

風呂は長湯、部屋の暖房は高め。

それでも、体が冷えると。

 

同様な話を先般の記事元となった方に伺いました。

 

腎臓を与えた側の方です。

 

じきに、慣れてくるのでしょうが、体が冷えて困るとのこと。

 

整体時もお体に一枚毛布をおかけしないと体が冷えるとおっしゃられます。

 

その方、今まで、体の冷えとは無関係で、体はポカポカしていたと。

 

他の人が肌着を一枚着こむこの季節でも、そういう下着類とは無関係であったといいます。

 

それこそ、風呂もカラスの行水で十分というか、体が熱くなりすぎて長く風呂に浸かることができなかったのが、術後は、風呂で体を温めてからでないと寝付けなくなったそうです。

 

 

ま、そういうときは、炭酸タブレットを投下したお風呂がおススメなんですけどね。(*^▽^*)ゞ

 

当然に、お勧めしましたよ。

 

一方で腎臓をもらった側はというと、今までの冷えの症状が嘘のように解消して、夜もぐっすり眠れるし、体に力が漲ってくるのがわかると言われているそうです。

 

実際に術後は、毎日2ℓの水をとって、2.3ℓのおしっこを排出していると言いますから、体に蓄積していた毒素が「腎臓を替えた」ことでどんどん排出されているそうですから。

 

 

そして、それは、血液の循環にもいえるそうな。

人工透析を受けていても、末端の細かい血管に至るまでの血をすべてクリーニングするのは困難なことだと。

 

透析がはじまってしばらくすると、糖尿を併発している人は、足が腐ってくるという話も聞きますし、脳の毛細血管に新鮮な血液がいきわたらないと、ボケ状態も進んでしまうし。

 

これが、腎臓を取り替えた後は、懸念された「まだらボケ」症状は一気に改善。

カラダの隅々にまでクリーニングされた血が行き渡るようになった結果、頭の回転も元に戻ったと言います。

 

どんなに医療が進歩しようとも、親からもらったこの体、大切にしなければならんと思い直すわけです。