患者さんはどこまで痛みに耐えるのか【瀬上一憲】

2016.02/17

あおもりのせのうえです。

ありえない暖かさの翌日、最高気温の温度差17度という一寸経験したことのない気温に、本当に体が固まりました。
冗談抜きで(笑)。
オドロキマシタ。

 私は、ボランティアで当院からほど近い、地元中学校の剣道部のコーチをしています。
そういったことも含めてブログに書いているもので、そういうヨタブログでも興味を持って見てくださる方もいらっしゃいます。

当院のブログファンだという親御さんに連れられて、今日二回目の施術を受けにきた子がいまして。

隣町の中学の剣道部の子なんですが、脹脛の突っ張りというかハリが凄くて練習がツライと。

で、脹脛を見てびっくり。
(((^^;)
うっ血しているようなかんじで、皮膚は、紫色に近い感じ。

触ってみても、脹脛特有のしなやかな筋肉はみじんもなく、ただ突っ張っている状態。

とりあえず炭酸をかけて、氷のごとく固まっている筋肉を解さにゃ、ということでせっせと塗布します。

気休め程度でも柔らかくなったかな、という状態に施術。
それでも、ハリがヒドイから、そうそう思い切りはできなかったのだけれど。
施術後、3つストレッチを伝え、次回来るまで毎日しっかりやることを約束して帰っていきました。

そして、今日

施術前に脹脛の状態を見ると、まだ固いものの、前回と比較して皮膚の色はだいぶ改善していていました。

今回は、前回よりもちょっと強めにツボに刺激を入れた施術をして、足が軽くなったという実感を持って整体後のお茶タイムに。

そうしたら、前回の整体後の帰宅途中の車の中で、整体が痛かったらしく、泣いていたんだそうな。
多分痛いだろうなと思うから、こっちも圧を入れながら、痛くない?大丈夫?って確認を入れながら整体していたんですけどね。

本人は、痛みに耐えないと良くならないという気持ちから、我慢しまくっての挙句、ということだったらしい。

言ってくれればよかったのに、といっても、それを言っていいものやらどうなのかが、わからなかったということのようで。

足が内出血していなかったかどうか聞くと、それは全く無かったそうなので、決して力押ししたということではなかったんですが。

ただ、この子に限らず、ストレッチをしないで、筋肉が硬直・そして怪我→試合に出られずという子がとても多い。

指導者がストレッチの重要性を認識していないのが一番の問題だったりするのだけれど。

練習と同じぐらいストレッチで筋肉を労わることが必要なのですけれど。

皆さんの院にもそういう部活で体にトラブル抱えている子ってきませんか?

そんなに難しいストレッチなんて教えなくてもイイです。
簡単なストレッチで十分です。
それをきちんとやろうって、伝えるだけで子供たちのコンディションが変わってくるはずです。

できれば、あんじ式のスプレーを塗布してストレッチすると効果が倍増するんですけどね。(笑)