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施術はセッティングしてから行うべし【加藤高夫】
2016.01/14
From:加藤 高夫
自宅より
木曜日担当の加藤 高夫です。
年末年始の連休中は、ずっと妻と娘といることができました。
楽しかった~(^ω^)
だから、普段あまり出来ないオムツ替えなども良くしました。
(あまりイクメンではないですね・・・。)
やっぱり、2歳ともなると、オムツ換えの時、なかなかじっとしてくれません。
ごろごろ動き回って、そりゃ大変です!
オムツ換えをしたことのある方ならわかると思いますが、じっとしていてもらわないと、上手くおむつ交換が出来ないのです。
普段からやっていないので、特にそう感じます。
それこそ、換えのおむつの敷く位置がズレたりすると、はめる時に変な位置になってしまうので、しっかりはかせることが出来なかったりするのです。
だから、何回も外したり付けたりする事も度々ありました。
オムツ換えもなかなか大変なんですね。
しかし、大変なオムツ換えも、オムツの敷く場所が上手くいくと、意外とすんなり交換が出来たりするんです。
やっぱり、何でもセッティングって大事ですよね!
セッティングといえば、妊婦さんを施術するときも、実は非常に大事になってきます。
同じ施術をしていても、妊婦さんをある状態にセッティングしてから施術をするのと、しないのとでは、効果が変わって来るのです。
今回は、施術をする前に行う、セッティングについてシェアしたいと思いますね(^ω^)
今回お伝えするセッティングの話に行く前に、実はもっと大事なポイントがあるので
まずは、こちらを先にお伝えしておきたいと思いますね。
なぜなら、このポイントを中心に施術を組み立てていく事が、妊婦さんを施術していく上でとても重要だからです。
そのポイントとは?
それは「妊婦さんのお腹の位置」です!
妊婦さんが安産になりやすくなるかどうかの要因の1つに「お腹の位置を上の方に保つ事」があるのです。
この「お腹の位置」を、最終的にどの位置になるようにイメージできるのかが鍵になるのです。
最終的に「お腹の位置」がどのあたりにあるようにするのかイメージができたら
どんな順番で、どうやってアプローチすると効率よく妊婦さんに負担のかからないように施術できるのかを組み立てていくのです。
どんな手技であっても考え方は同じです。
施術のやり方がどうであれ、ゴールが一緒であれば、ちゃんとゴールに到着するように工夫するだけですから。
この考えがある上で、セッティングが必要になってくるわけなのです。
ゴールもわかった。
施術の流れもイメージできた。
しかし
セッティングを意識しないで施術を始めてしまうと、効果が出にくくなってしまうのです。
それくらい、セッティングは大事なのです。
では、妊婦さんを施術するうえで大事になってくるセッティングはどうやるのでしょうか?
それを今から説明していきます。
妊婦さんは、お腹が大きくなってきた事や、姿勢の崩れなどが原因で、骨盤内に内臓が下がっているケースがとても多いです。
いわゆる「内臓下垂」の状態です。
この「内臓下垂」の状態だと、どういうことが起こりやすくなるのかというと
骨盤内に臓器が落ちてきて、骨盤内を圧迫してしまうのです。
この圧迫よって、骨盤内の圧力が高まり、血行不良や臓器の機能低下などをひきおこしやすくなるのです。
その他に、骨盤が広げられることで、関節(仙腸関節や恥骨)が伸ばされて、痛みが出てしまうこともあります。
これは、出産時に骨盤がしっかり開くように、靭帯や筋肉が柔らかくなるようにホルモンの分泌が変わるためです。
柔らかくなったことで、時に弊害が出てしまうことがあるのです。
だから、妊婦さんの腰痛などは、妊娠していない人とは異なったアプローチをする必要があるのです。
現在、妊婦さんの腰痛を施術していて、思ったように結果が出せていないなら、
内臓下垂の意識をもって施術に取り掛かると、良い結果が出るかもしれませんね!
実は、今回お伝えするセッティングというのは
内臓下垂がない状態(骨盤内から内臓を出した状態)をつくってから施術を行っていくということなのです。
このセッティングを行うと、骨盤内に余分な圧力や負荷がかかっていない状態になりますので、効果が出やすくなるのです。
ここまで、理解できれば、あとは、やり方さえ覚えてしまえば、あなたの今使っている施術でも十分効果が出せてしまいますよ!
ではそのセッティングのやり方ですが、とても簡単です。
仰向けに寝た時に、反り越しにならないように寝かせるだけです。
説明します。
反り腰になっている状態というのは、通常骨盤が前傾になっている状態です。
骨盤が前傾になっていると、骨盤の恥骨側に空間ができて、内臓が下がりやすくなってしまうのです。
余談ですが、下腹部のぽっこりお腹はこれが原因のことが多いんですよ。
このことから、骨盤を後傾になるようにセッティングするだけで、内臓下垂はかなり減少してしまいます。
骨盤を後傾にさせる方法ですが、やり方はなんでもいいのですが、最終的に骨盤が後傾になって背中がしっかり床につくような方法ならいいのです。
例えば、こんな方法もあります。
両膝を抱えて背中を丸めてもらって、背中が床にしっかりついたら、お尻を下ろして足を伸ばします。
この方法が、簡単でやりやすいかと思います。
妊娠中期から後期になると、お腹が邪魔になることもあります。
その時は、少し足を開いてもらって、お腹を避けて抱えるといいでしょう。
これだけでも、かなり内臓下垂は軽減しますよ。
そして、さらに一手間加えるともっと効果が上がります。
そのやり方ですが
背中がしっかり付いた状態で、両膝を立ててもらいます。
その状態から、骨盤が最大限後傾になるように、恥骨だけをおへそに近づけるようにあげてもらいます。
この状態までやると、大体の妊婦さんは、下腹部が軽くなるとかスッキリするとかいうと思います。
妊婦さんに試す前に、1度ご自身で試してみてくださいね。
補足です。
恥骨を上げている時間は、特に決める必要はなく、下腹部がすっきりしたら下ろす感じでいいと思います。
ちなみに、恥骨を下ろすときは、骨盤前傾にならないように注意してくださいね。
このセッティングが出来たあとに、施術を行いましょう!
きっと、今までよりも効果が上がると思いますから。
実は、セッティングは妊婦さん以外にも有効です。
特に、骨盤矯正などをする先生は、この前準備をしておくと、効果が上がると思いますので、やってみる価値はあると思いますよ。
また、セルフケアとして、夜寝るときは、この状態を作ってから寝てもらうようにすると、妊婦さんの状態はいい状態で維持しやすくなります。
ただし、この状態ができないくらい強い腰痛であったり、この状態にすると寝にくかったり、痛くなってしまうようなら、無理にやらせないでくださいね。
追伸
今回は、妊婦さんの施術にはセッティングが大事ですよとお伝えしました。
しかし、文章では、なかなかイメージが付きにくいと思います。
そこで、もう少し、詳しく知りたいなあ、と思った方は
ぜひ、こちらをご覧になるといいと思いますよ!
http://www.medical-info.jp/sinkyu/manual-therapy/c_katou_01/
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http://www.medical-info.jp/sinkyu/manual-therapy/c_anji-tsuji_01/
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http://www.medical-info.jp/sinkyu/manual-therapy/c_anji_01/