浮気の代償【瀬上一憲】

2016.01/06

 

あけましておめでとうございます。

暖冬真っ只中、青森のせのうえです。

雪が殆どありません。

おかげで、雪かきなしの『のんびりとした新年』を迎えています。

 

本年もよろしくお願いいたします。

 

 

新年一発目からのブログタイトルがこれかよと思った方も多かろうかと。

 

これにするか、「俺の患者(おんな)に手を出すな」にしようか迷ったんですけどね。

 

どっちでも一緒か。(笑)

 

ある患者さんがですね。

 

とある会合の席上、肩がこってね、という話になり。

話の流れで、一度うちで受けてもらえればというお誘いをいただくことに。

仕事の付き合いもこれありで、お断りするわけにもいかず。

 

まぁ一回ぐらい付き合うかとばかりにそこに行ったんだそうな。

 

そうしたら

 

そこは、所謂ハード系手技のお店だったらしく、首をバギッ、お次は頭を強く牽引、背骨をバキバキ鳴らすという所謂バキボキされたと。

 

自分もそこのお店の名前は知っていたものの、まさかそういう手技だったとは自分も、話を聞くまで全く知りませんでした。

そこのホームページ見ても、そういうこと全くうたってないし。

 

予想だにしなかった一撃を加えられ、首の座りがなんだか思わしくなかったのだけれど、「体調不良の原因が頸椎の一番のずれ(歪み?)だったので、そこを矯正した」との事後解説を受けたのだと。

 

帰宅後も、首は大層痛んでくるし、翌日は、当該整体院はお休み、痛みはどんどん酷くなるばかり。

 

そして、月曜日仕事に出たら、首の筋肉は硬直、更に動かそうとすると、痛みがズギッと走る最悪の状態に。

 

結局、その日は早退して、カズ整体院に来ることに。

 

浮気するからそういうことになるんですよ、顔で笑っているものの、心の中はそういう「始末」をウチですることの是非との葛藤、そしてその店への怒り諸々。(笑)

 

余計なことすんなよ、と。

 

自分の見立てでは、むち打ちのような状態と推察。

首がほとんど動かせませんからね。

 

こういう「後始末」をするのって、初めてだったもので、慎重にさせてもらいました。

 

当然、首回りには大量の炭酸ミストが塗布、首回りの硬直した筋肉を徹底的に緩めることに注力

その後、短期日の内に3回来てもらいましたかね。

 

年末年始悲惨な状態に至る一歩手前だったものの、うちの施術代の負担は浮気の代償とすれば、いささか高くついた感はあるかな。

 

自分もね、状態の悪い人に、つい強めに当てていることがままあって、炭酸を導入してからのほうが、体の負担楽になったと患者さんにいわれて、はっとすることもありますからね。

 

でも、予期しないことをいきなりやるというのはどうかと思うわけです。

 

どういう手技なのかも十分に説明した後でないと、大事故になりかねませんから。

 

あと、頸椎の一番は触れないから、そこに問題があっても、直接アプローチできないと聞いた記憶があって、そこを「ばきっ」と、やれるわけがないはずなのに、という思いも消えず。

 

実際、知り合いの頸椎調整をされる方の施術って、本当に微妙な調整のみだったりするのも見てますからね。

 

今回の件は、自分にとっても事前説明の大切さを改めて考えさせられた一件でありました。

 

治せないのは腕がないからだけど、患者さんを壊すのだけはいかんって、習い始めのころ、師匠に教えられたっけ。

 

 

新年早々の記事としては、一寸重たかったですか?

 

でもね、年末の時期にそういうことがあったから、記憶が鮮明なうちに記事にしたいと思った私でありました。

 

来週からいつも通りヨタ中心になると思われますので、また一年どうぞ、お付き合いくださいまし。(*^▽^*)ゞ