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一寸ためになる「かもしれない」お話【瀬上一憲】
2015.12/16
水曜担当の青森せのうえです。
この時期、星空がきれいですね。
澄んだ空気の星空を仰ぎ見ると、満天の星たちが降り注いできそうな錯覚が。
特に、田舎だとね。
そりゃもう見事なもんです。
といっても、星空の種類大して知らんのですけれど。(笑)
北斗七星とオリオン座ぐらいしかわからん。
もう少し勉強しておけばよかったと思うものの、今からでも紐解けばという気はナカナカ起こらない。
大してその必要性に迫られていないからでありましょう。
そんな私ですが、患者さんから教えていただいた話を二つばかり紹介しようかと。
そんなん、知っているよ、という方もいらっしゃるかもしれませんが、自分的にはへえへえな話だったもんで。
① 売れる営業マンが心得ている間
大事な話というのは、良く聞いてほしいと思うモノ
それが大事な話であれば、なおのこと
説明する側も熱が入ります。
よく言われるのは、相手の目を見て話すということ。
これは鉄則中の鉄則。
そして、話す相手が目を逸らしたときは、あえて話をしないということが大事なんだと。
目を逸らしたとき、相手は、言われたことについて、あれこれ考えている最中なんだそうな。
だから、この時に追い打ちをかけるようにぺらぺらやるのは得策でないのだと。
話の「間」は、この時におかなきゃならんのだそうな。
アツい先生の話をより響かせるには熱意とアツいハートが重要ではあるのですが
間をうまくとりたいものであります。
そうそう、ちょっと前に院内の模様替えをしたんですけどね。
対面に座ってお話しするよりも、L字型に座って話をお聞きする方が、親近感がわくし、警戒感を持たれずに済むって、書いてあるのを読んだものですから。
それを実行してみました。
他にどうしたら患者目線であれこれの院内掲示や物販の品がうまく目線に入るのかも考えながら、レイアウトの変更をしてみたんですけれど。
後は、話の「間の取り方」の体得だけですね。(笑)
② バリアフリーもほどほどに
高齢者は段差に躓いて思わぬ大けがをしがち
だから、家の中をフラットにして段差のない仕様にするのが一番
そういわれていたのだけれど
これが、認知症予防には相反するのだと。
ここは躓くから気を付けようとか
足を確りあげなきゃとか
そういう注意を働かせて頭を使うのが認知症予防には効果があるのだそうな。
それを平べったい段差ナシのところをただ歩かせるというのは、認知症を進行させる一因となりかねないというもの。
ちょっとへえへえしたでしょ。
最後にもう一つトリビアっぽいこと。
齢をとると物忘れしやすいって、よくあるじゃないですか。
あれって、子供の頃は、頭に入れる情報が少ないし、反復するして覚えることが多いから、すぐ抽斗から出てくるってことらしいですよ。
これが大人だと、色々考えることや知る情報が多すぎてしまって、どの抽斗にどういう整理をしたのかが分からなくなってくるからなんだと。
ボケているというよりは、入れた滋養法をきちんと整理できるかというのがポイントなんだそうです。
単純であれ、という秋山好古の言葉を思い出しました。
自分は大したことを知らんでも、患者さんからいろんなことを教えてもらえるという仕事は他にはなかなかありませんて。